奇妙な小話―佐藤春夫ノンシャラン幻想集

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779125034
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「廃墟趣味」に溢れた

佐藤春夫の柔軟自在でありながら強靭な物語が

現代仮名遣いによって甦る!



佐藤春夫を一言で表せば、「ノンシャラン」。

nonchalant は、

ふつう「無頓着」とか「暢気」とか「だらしない」とか、

およそ褒め言葉には向かない語だが、

でも「そういう気楽さで暮らせたらいいな」とちょっと憧れて

しまうところのある境地を指す。

でもノンシャランでいるには覚悟もいれば知恵もいる。



都市文化に蔓延していた大衆に迎合せず、

時流に迎合してふらふらしてしまう世間一般に比べたら、

まことに凛としていたし、「ここではない何処か」を

常に求めていた「ノンシャラン佐藤春夫」の小説世界が新たに。

収録作品





円光



或る女の幻想



形影問答



薔薇を恋する話



海辺の望楼にて



奇妙な小話



おもちゃの蝙蝠



あじさい



死を見た話



車窓残月の記



のんしゃらん記録



大都会の一隅



コメットX



放浪三昧



礼装



飯田橋の神様



或る文学青年像



永く相おもう――或は「ゆめみるひと」――





 

解説 夢想と覚悟のノンシャラン  長山靖生

佐藤 春夫[サトウ ハルオ]
著・文・その他

長山 靖生[ナガヤマ ヤスオ]
編集

内容説明

「廃墟趣味」に溢れた佐藤春夫の柔軟自在でありながら強靱な物語!現代仮名遣いによって甦る稲垣足穂、山之口獏、太宰治、堀口大學との交流秘話小説。佐藤春夫を一言で表せば「ノンシャラン」。ふつう「無頓着」とか「暢気」とか「だらしない」とか、褒め言葉には向かない語だが、でも「そういう気楽さで暮らせたらいいな」とちょっと憧れてしまうところのある境地を指す。都市文化に蔓延していた大衆に迎合せず、時流に迎合してふらふらしてしまう世間一般に比べたら、まことに凛としていたし、「ここではない何処か」を常に求めていた「ノンシャラン佐藤春夫」の小説世界が新たに。

著者等紹介

佐藤春夫[サトウハルオ]
1892(明治25)年~1964(昭和39)年、日本の小説家、詩人。中学時代から『明星』『趣味』などに歌を投稿。中学卒業後、上京して生田長江に師事、また与謝野鉄幹の新詩社に参加して堀口大學と知りあう。大正2年、慶応義塾を中退し、大正6年、「西班牙犬の家」「病める薔薇」を発表し、作家として出発。17年『芬夷行』で菊池寛賞を受賞。23年、芸術院会員となり、27年『佐藤春夫全詩集』で、29年『晶子曼陀羅』でそれぞれ読売文学賞を受賞し、35年には文化勲章受章

長山靖生[ナガヤマヤスオ]
評論家。1962年茨城県生まれ。鶴見大学歯学部卒業。歯学博士。文芸評論から思想史、若者論、家族論など幅広く執筆。1996年『偽史冒険世界』(筑摩書房)で大衆文学研究賞、2010年『日本SF精神史』(河出書房新社)で日本SF大賞、星雲賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マカロニ マカロン

7
個人の感想です:B。先日読んだ佐藤春夫、岩波文庫の『美しき町・西班牙犬の家』は1992年発行で、字が小さくて読みにくかったが、この本は2018年発行で字が大きく、装丁も本の内容にあっていて、読み易かった。副題の「ノンシャラン」とはフランス語で、「無頓着でのんき。なげやり」という意味らしい。この本の中に『のんしゃらん記録』という1929年(昭和4年)の作品があるが、今から10世紀後、貧富の差が甚大化し下層階級は地下300mで空気も日光も欠乏した狭小な間仕切りの中で生活するというディストピア小説。2018/12/26

れどれ

1
誤植を四つ数えたところで本を閉じました。そのへんの折り込み広告じゃない。文学作品、それも佐藤春夫のような文章の練達をつかまえてこの不始末、自分の未熟もあり憤りが治まりません。誤植がそれと意識されないまま読まれてしまった部分があるかもしれない恐怖、取り返しのつかない損失をも感じます。まだ初版とはいえ、もはや重版がかかったところで全く信用できませんし、収録されている作品はだいたい他の本でも読めますから、こだわりのある方には、なるべく別の機会を得てほしいものです。2018/08/29

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