装丁、あれこれ

個数:

装丁、あれこれ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 15時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779124389
  • NDC分類 022.57
  • Cコード C0095

出版社内容情報

本に生命を吹き込む「装丁」という仕事。



その過程から紡ぎ出される

「装丁」論および「出版文化」論。



「本」をめぐる真摯なる問い。

「理想の装丁とは何か」を徹底的に考える。



「装丁家」と名乗っても、まず何の仕事か

理解してもらえない。

「ブックデザイナー」と言いかえると

少しは通じるけれど、今度は

「本のデザインって、いったい何をデザインするんですか」

と訊ねられる。

かみさんは、わたしがこの仕事をするまで

「装丁」という職能を知らなかった。

「じゃ、本の《顔》と《姿かたち》を、

誰が考え出すんだい」と訊ねたら、

「そんなの自然に出来ると思っていた」と返されて絶句した。

だが、言われてみると、いっさいの作為を感じさせず、

自ずから生じたように映る装丁こそ、理想の装丁かも知れない。

(『図書』2014年11月号)

内容説明

紙の本と装丁は消えてしまうの?いやいや、どっこい生きている!「本」と「装丁」の面白さに惹かれる人びとをめぐる“本についての本”。

目次

装丁備忘録 二〇一二‐二〇一七年(二〇一二年(電子本は、これから?;本から離れようったってそうはいかない ほか)
二〇一三年(紙の本ならではの装丁;物である本の儚さ ほか)
二〇一四年(電子カレンダーと手帳;本を舞台に真剣勝負 ほか)
二〇一五年(変幻自在の「和田ランド」;祖父江版『心』 ほか)
二〇一六年(年末進行のアルゴリズム;本の顔は背である ほか) ほか)
“予感”を包み込む(私が装丁家になった理由;現実と異界をつなぐ扉;予感を包み込む)

著者等紹介

桂川潤[カツラガワジュン]
装丁家、イラストレーター。1958年東京生まれ。立教大学大学院文学研究科前期課程修了。『吉村昭歴史小説集成』(岩波書店)の装丁で第四四回(2010年)造本装幀コンクール入賞。佐藤正午『月の満ち欠け』(第一五七回直木賞受賞/岩波書店)等、主に人文書・文芸書の装丁を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いちろく

46
出版ニュースに掲載された2012年から2017年までの内容を纏めた本。勿論、装丁の話もあるし、それが主だ。ただ、装丁家の著者から見た装丁の話と思ったら、紙派の著者から見た書籍の電子化について常に意識させる内容、と感じた。電子書籍の登場を契機として、今一度、紙の本とは何か?装丁とはなにか?と投げかける内容は好み。2018/03/28

とびほびこび

38
感想やレビューで読みたい本を登録することをどちらかといえば受け身と捉えている自分にとって、装丁で本を選ぶということはある種のチャレンジや冒険のようでワクワクする。といっても面陳列されている時点で誰かの意図が加わっているのは確かなのだけれど。困窮しているこの業界において装丁という客観的視点からの話がとてもためになった。電子書籍との住み分け、最近の本屋事情、そして本とは何か。買える本はとにかくリアル書店で買おう。2018/03/10

mick

3
装丁に限らず本に関するあれこれについていろいろ勉強になった。大島「みずのわ出版」にはぜひ行ってみたいと思え、佐藤正午作品装丁の話も非常に興味深かった。装丁、髪質、フォント、挿絵、重み、形作るすべてのものによる総合体としての本がやはり好き。2018/03/28

古本虫がさまよう

1
著者は、本の「カバー」を作る仕事をしている装幀家。イラストも書く。 当然、この本のカバーや自画像も著者本人によるもの。編集兼発行人ならぬ、著者兼装丁人。リアル書店で本を買おうとか、戸田ツトム(この人はあまり好きではない)礼賛とか、ブックデザインに関する本の紹介とか、いろいろとあるが…… 本書でも紹介されている坂口顕氏の『装丁雑記』 を読んだ時にも感じたように、どちらも、本作りにあたって、ところどころ出てくる政治的な主張の数々には違和感を覚えるものも若干ある。エロス小説以外、カバー(イラスト)は不要かも?2018/10/26

ルヴナン

1
装丁の本なのに図版がない。装丁の本なのに装丁がダサい。金取れる仕事して。2018/07/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12495051
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。