内容説明
太平洋戦争中、あまりにも酷い扱いを受けた旧日本軍の捕虜たち。長年苦しみ抜いてきた元捕虜たちとの戦後和解は可能なのか。謝罪をめぐる日米両政府・企業との度重なる交渉と挫折、正義と和解を求め続けた元捕虜たちの活動、それを支えた一人の日本人女性の長年にわたる渾身の地道な支援と交流。
目次
プロローグ 六五年目の謝罪
第1部 捕虜たちの戦前・戦中・戦後
第2部 元捕虜、日本企業を訴える
第3部 訴訟棄却のあとで
第4部 ついに始まった日本との対話
第5部 元捕虜の日本再訪
第6部 最終章を書くために
第7部 残された問題
エピローグ 次の世代に渡されたバトン
著者等紹介
徳留絹枝[トクドメキヌエ]
1951年仙台市生まれ。1978年渡米。1988年シカゴ大学国際関係論修士号取得。ホロコーストに関する著書を日米両国で出版した後、1999年から旧日本軍米兵捕虜の体験を伝える活動に従事。1999年度「国際交流基金日米センター」安倍フェロー。2004年からバイリンガル・ウエブサイト「捕虜:日米の対話」を10年間運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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