出版社内容情報
現代の視点から分析・批評する第一部と、演劇・小説・映画・マンガ等、多種多様な「翻案・改作」をめぐる第二部で構成。200年の時を経ても、読者の想像力を刺激し続ける
『フランケンシュタイン』。
現代の視点から分析・批評する第一部と、
演劇・小説・映画・マンガ等、この神話的テクストが
生み出してきた多種多様な
「翻案・改作(アダプテーション)」をめぐる
第二部で構成。
なぜ、『フランケンシュタイン』は多くの解釈を
生み出し、甦り続けるのか、
「ですます調」でわかりやすく迫ります!
今年はドラマやミュージカル等、
『フランケンシュタイン』を
翻案した作品が続きます!
フランケンシュタインが話題になること、
間違いナシ、です!
★綾野剛主演ドラマ★
『フランケンシュタインの恋』(4月?)
★小栗旬主演のミュージカル★
『ヤングフランケンシュタイン』(8月?)
収録内容
序章 フランケンシュタインの子供たち【武田 悠一】
第一部 批評
第1章 メアリ・シェリーと菜食主義サークル
──怪物の食生活をめぐって川津 雅江/名古屋経済大学教授】
第2章 語られなかった物語
──『フランケンシュタイン』と「梅毒」
【山? 僚子/名古屋学院大学講師】
第3章 『フランケンシュタイン』のおぞましい家族
──メアリ・シェリーの怪物的自伝
【中村 晴香/京都女子大学非常勤講師】
第4章 モンスターとは誰か?
──ポストコロニアル批評と小説『フランケンシュタイン』
【山田 幸代/愛知淑徳大学講師】
第5章 カロリーヌの影のもとに
──『フランケンシュタイン』における欲望のありか
【角田 信恵/岐阜聖徳学園大学教授】
第二部 アダプテーション
第6章 「起源」への問い
──『フランケンシュタイン』と〈共感〉の哲学
【武田 悠一】
第7章 舞台のうえの怪物
──R・B・ピーク『プリザンプション』の異種混淆性
【小西 章典/大同大学准教授】
第8章 フランケンシュタイン翻案小説の系譜
──SFからポストモダンへ【武田 美保子】
第9章 怪物の花嫁たち
──フランケンシュタイン映画史の試み【武田 悠一】
第10章 変容する怪物
──マンガにおける『フランケンシュタイン』
【角田 信/マンガ研究家】
武田 悠一[タケダ ユウイチ]
たけだ・ゆういち
元南山大学教授、同大学非常勤講師。
【著書】
『ジェンダーは超えられるか──新しい文学批評に向けて』
(編著、彩流社、2000年)、『読みの抗争
──現代批評のレトリック』(彩流社、2012年)、
『フランケンシュタインとは何か──怪物の倫理学』
(彩流社、2014年)。
武田 美保子[タケダ ミホコ]
たけだ・みほこ
京都女子大学教授。
【著書】
『〈新しい女〉の系譜──ジェンダーの言説と表象』
(彩流社、2003年)、『ギッシングを通して見る
後期ヴィクトリア朝の社会と文化──生誕百五十年記念』
(共著、溪水社、2007年)、
『イギリス文化事典』(共著、丸善出版、2014年)。
内容説明
誕生から200年―なぜ、『フランケンシュタイン』は多くの解釈を生み出し、甦り続けるのか?現代の視点から分析する第一部と、演劇・小説・映画・マンガ等、多種多様な「翻案・改作」をめぐる第二部で構成。
目次
フランケンシュタインの子供たち
第1部 批評(メアリ・シェリーと菜食主義サークル―怪物の食生活をめぐって;語られなかった物語―『フランケンシュタイン』と「梅毒」;『フランケンシュタイン』のおぞましい家族―メアリ・シェリーの怪物的自伝;モンスターとは誰か?―ポストコロニアル批評と小説『フランケンシュタイン』;カロリーヌの影のもとに―『フランケンシュタイン』における欲望のありか)
第2部 アダプテーション(「起源」への問い―『フランケンシュタイン』と“共感”の哲学;舞台のうえの怪物―R.B.ピーク『プリザンプション』の異種混淆性;フランケンシュタイン翻案小説の系譜―SFからポストモダンへ;怪物の花嫁たち―フランケンシュタイン映画史の試み;変容する怪物―マンガにおける『フランケンシュタイン』)
著者等紹介
武田悠一[タケダユウイチ]
元南山大学教授、同大学非常勤講師。著書:『読みの抗争―現代批評のレトリック』(彩流社、2012年)、『フランケンシュタインとは何か―怪物の倫理学』(彩流社、2014年)
武田美保子[タケダミホコ]
京都女子大学教授。著書:『ギッシングを通して見る後期ヴィクトリア朝の社会と文化―生誕百五十年記念』(共著、渓水社、2007年)、『イギリス文化事典』(共著、丸善出版、2014年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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