アフラ・ベーン―「閨秀作家」の肖像

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アフラ・ベーン―「閨秀作家」の肖像

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  • サイズ A5判/ページ数 522,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779122736
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

フェミニスト? 妖婦? スパイ?

謎に包まれた女性作家アフラ・ベーンの真実に迫る!



17世紀イギリスの女性で

職業作家として成功した、アフラ・ベーン。

夏目漱石『三四郎』のなかで「英国の閨秀作家だ。十七世紀の」

と紹介されていることで知られるが、

実際、その生涯や人物像は謎に包まれている。



黒人奴隷を主人公にした代表作『オルノーコ』を読み解く

ことで見えてくるアフラ・ベーンの

ヨーロッパ中心主義やレイシズム。



「回想録」をはじめとした多くの資料を辿ることでわかる、

愛を重視し、性に対して開放的な考え。



自由の精神を貫き生きた、妖しくも魅力的な

アフラ・ベーンを徹底分析。



500ページ超の究極のアフラ・ベーン研究書!

第一章 『オルノーコ』の梗概とその評価



第二章 スリナムの状況



第三章 アフラ・ベーンの保守性



第四章 アフラ・ベーンの出生と経歴

―「回想録」を中心に―

 

第五章 第二次オランダ・イギリス戦争と

アフラ・ベーンのスパイ活動



第六章 奴隷制および奴隷貿易



第七章 女性の状況(社会的地位、教育など)

――ジェンダーの視角から



第八章 アフラ・ベーンの文学活動、結婚寸描など



第九章 人種、ヨーロッパ中心主義



第一〇章 王政復古期の政治と宗教、

アフラ・ベーンの文学活動



第一一章 スリナムとギニアの実情、自国民中心主義



第一二章 オルノーコ伝説

福岡 利裕[フクオカ トシヒロ]
昭和18年(1943年)、鹿児島県生まれ。
大阪市立大学文学部卒業(英米語・英米文学専攻)、
大阪大学大学院文学研究科修士課程修了(西洋史学専攻)。
(英国) レッディング大学大学院(MA) 修了(英文学科)。
その後、ノッティンガム大学およびエディンバラ大学
(ともに英文学科)にて、客員研究員として研究生活を送る。
元宝塚造形芸術大学(現在の宝塚大学) 非常勤講師(英語担当)。
論文:「ドイツ社会民主党における修正主義論争」
(『西洋史学』[日本西洋史学会発行]、122号、1981年)。

内容説明

妖艶な美女か、スパイか、フェミニストか…英文学史上初の女性職業作家、アフラ・ベーンの代表作『オルノーコ』を中心にたどる!

目次

『オルノーコ』の梗概とその評価
スリナムの状況
アフラ・ベーンの保守性
アフラ・ベーンの出生と経歴―「回想録」を中心に
第二次オランダ‐イギリス戦争とアフラ・ベーンのスパイ活動
奴隷制および奴隷貿易
女性の状況(社会的地位、教育など)―ジェンダーの視角から
アフラ・ベーンの文学活動、結婚寸描など
人種、ヨーロッパ中心主義
王政復古期の政治と宗教、アフラ・ベーンの文学活動(再)など
スリナムとギニアの実情、自国民中心主義
オルノーコ伝説

著者等紹介

福岡利裕[フクオカトシヒロ]
昭和18年(1943年)、鹿児島県生まれ。大阪市立大学文学部卒業(英米語・英米文学専攻)、大阪大学大学院文学研究科修士課程修了(西洋史学専攻)、(英国)レッディング大学大学院(MA)修了(英文学科)。その後、ノッティンガム大学およびエディンバラ大学(ともに英文学科)にて、客員研究員として研究生活を送る。元宝塚造形芸術大学(現在の宝塚大学)非常勤講師(英語担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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星落秋風五丈原

22
夏目漱石の「三四郎」でアフラ・ベーン自身と著作について登場人物が説明する件もあるが、正直話の筋にはあまり関わりのない所なので、印象に残っていない読者もいるだろう。「ストウ夫人の『アンクル・トムの小屋』よりも遥か昔に尊厳を持つ奴隷を描いた」とあるが、作品自体は奴隷制を否定していない。そしてざっと書くがオルノーコがヒーロー的ではない。かなり場当たり的に反乱を決め、仲間達が「自分達だけなら逃げるが、妻も子供もいて逃げられない」と訴えたのに対してかなり自分勝手な論理を振り回している。よく人がついてきたものだ。2017/05/06

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