日韓条約の成立―李東元回想録 椎名悦三郎との友情

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日韓条約の成立―李東元回想録 椎名悦三郎との友情

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779122453
  • NDC分類 319.210
  • Cコード C0020

出版社内容情報

1965年、日韓の新たな歴史への扉はこうして開かれた!



 戦前の「36年間」、いや実質的には40年以上も

朝鮮半島は北の白頭山から南の済州島まで

丸ごと日本の植民地であった。

 その間、朝鮮は歴史も文化も、民族性も踏みにじられたが、

償われることなく戦後を迎えた。その傷痕は「従軍慰安婦問題」

などのように、いまだ尾を引いている。



 戦後、朝鮮は分断され、朝鮮戦争を経た後、引き続く冷戦状況

の中で、韓国は日本と同じ西側に属するようになった。

しかし、日韓は同じアメリカの傘の下に入ったのにもかかわらず、

戦前の問題についての認識が違いすぎて、

「日韓交渉」は十数年もぎくしゃくし、噛み合わなかった。



 そこに登場したのが、本書の著者である

韓国の外務大臣・李東元と一方の立役者、椎名悦三郎外務大臣である。

二人はけっして外務官僚ではなかった。面子にこだわることなく

「外交」の鉄則である「妥協→妥結」を心得ていた。

お互いの信頼と約束を遵守する精神が、深い溝を埋めて

ようやく妥協点に達した。

そして二人は、よりよい関係の構築を次代に託したのだ。



 本書は、50年前に結ばれた「日韓条約」の成立に漕ぎ着くまでの

二人の苦心談と日韓の政治状況を李東元が率直に書き残した

貴重な回想録である。

 現在、日韓の間では、年間500万人以上の人が往き来しているが、

その基盤になっているのがこの条約である。

にもかかわらず、この条約にすべてを賭けた二人のことが

すっかり忘れ去られているのが、いかにも残念だと、

訳者の具末謨は述べている。

序章 わが生い立ちと大統領との出会い

第一部 日韓条約締結秘話

1 「明治維新」的志士・朴正煕

2 椎名は「幸運配達人」

3 頭を上げた李承晩と頭を下げた朴正煕

4 平和の「神風」

5 「酒を一杯……」長官室で

6 尹?善と椎名悦三郎

7 清雲閣の夢

8 「君が代わりに長官をやれッ!」

9 天皇裕仁の純真無垢

10 皇居に残した昭和元年生まれの笑顔

11 「李長官以外は皆死んでいるだろう」

12 「こんな書類を持って来るのに十五年も……」

第二部 外交回顧と教訓

1 椎名の遺言

2 「地位」は短くとも「名」は長い

3 「南北国連同時加盟」は二十五も年を取った

4 洗練された李秉?と大ざっぱな鄭周水

5 あの時、陸女史でなく朴正煕だったら……

6 「五年」の刑を受けて生まれた維新体制

7 朴正煕と織田信長

8 「政権は変わっても外交は残る」

9 アジアよ! 夢を写そう

訳者あとがき

李東元[イ ドンウォン]
イ・ドンウォン(1926 年~2006 年)。
延世大学中退後、アメリカの大学に留学、
オックスフォド大学院卒。
1962 年 韓国大統領秘書室長、
64 年 外務部部長(外相)、日韓条約に調印。

具末謨[グ マルモ]
グ・マルモ、1935 年~
早稲田大学卒、同大学院碩士学位取得、
延世大学大学院博士課程修了。
著訳書に、『韓国全羅散策ガイド』(評言社、2012)、
『至誠、天を動かす―大韓民国独立運動の父
島山安昌浩の思想と生涯』(李 光洙 著、興士団出版部 編、
具 末謨 翻訳、現代書林、1991年)ほかがある。

内容説明

1965年、日韓の新たな歴史の扉はこうしてやっと開かれた!

目次

序章 わが生い立ちと大統領との出会い(「裏口」入学の右翼青年;洪命熹、「私と一緒に北に行こうか?」;マリリン・モンロー捕獲作戦 ほか)
第1章 日韓条約の成立(「明治維新」的志士、朴正煕;椎名は「幸運配達人」;頭を上げた李承晩と頭を下げた朴正煕 ほか)
第2章 回顧と教訓(椎名悦三郎の遺言;「地位」は短くとも「名」は長い;「南北国連同時加盟」は二十五も年を取った ほか)

著者等紹介

李東元[イドンウォン]
1926年~2006年。延世大学中退後、アメリカの大学に留学、オックスフォド大学院卒。1962年韓国大統領秘書室長、1964年外務部部長(外相)、1965年日韓条約に調印

具末謨[グマルモ]
1935年~。早稲田大学卒、同大学院修士学位取得、延世大学大学院博士課程修了。(社)韓日平和交流協会顧問、在日韓国民団新宿支部顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

9
1965年の日韓条約の締結に携わった当時の韓国外務部長官 李東元の回想録。カウンターパートの日本の椎名悦三郎外務大臣との友情や、朴正煕大統領との思い出が語られる。◆お互いの国益がぶつかる外交の最前線で、どのように合意を見出すか、個人的な信頼関係をいかに醸成するか、歴史を前に進めるための政治的判断はギリギリの選択を迫られる。国内の世論に対峙するだけの精神的な強さも必要。◇翻って昨年暮れの日韓慰安婦問題合意も、昨今の韓国内の混乱ぶりで先行き不透明。どうなることやら。 2016/12/20

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