世界史をナビゲートする―地球大の歴史を求めて

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  • サイズ A5判/ページ数 506,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779122170
  • NDC分類 209
  • Cコード C0022

出版社内容情報

「世界史」という学問の生成と現状、そして新たな展開への

可能性を示す!



世界史の研究は、第二次世界大戦後、世界各地で拡大しはじめ、

1990 年代からは研究の広さと深さを増し、特定のトピックでの

研究も増え、環境史、経済史、帝国史、海事史、科学史、

健康史などの世界史の下部分野として現れた。

それらの成果と議論を検討し、また世界史の分析の論理と

ともにに各国でも世界史教育が盛んになってる現状から、

研究と教育の在り方を提案する。



第一部では、世界史記述について、最初期から始めて、

20世紀の諸局面を簡略にたどる。

第二部の「歴史研究における革命」では、学問の諸分野、

地域研究、そしてグローバル・スタディーズのなかでの

劇的な変容を再検討する。

第三部は、2003 年までの世界史研究の成果を見渡し、

世界史での議論の性質を扱う。

第四部と第五部は、とくに、世界史研究に取り組もう

とする大学院生に向けたものである。

第四部では、スケールと枠組み、そして、世界史解釈の

検証という問題を通して、地球規模の分析の論理を探究する。

結末の部分では、世界史で高度の学習をするプログラムを

どう構想して実施するかについて、提案をしてみた。

(「日本語版によせて」より)

【収録内容】

日本語版によせて

序 文

  第一部 世界史の展開

第1章 世界史の定義

第2章 1900 年までの歴史哲学

第3章 大いなる総合── 1900 ~1965 年

第4章 テーマと分析── 1965 ~1990 年

第5章 世界史分野の組織化── 1990 年以降

第6章 世界史を語る

  第二部 歴史研究における革命

第7章 学問の諸分野

第8章 学問の諸分野

第9章 グローバル・スタディーズ

  第三部 近年の研究成果

第10 章 政治史および経済史

第11 章 社会史

第12 章 生態系、科学技術、健康

第13 章 文化史

第14 章 世界史を議論する

  第四部 世界史における分析の論理

第15 章 歴史におけるスケール──時間と空間

第16 章 枠組みと戦略のモデルを作る

第17 章 解釈を検証し、提示する

第18 章 世界史を分析する

  第五部 世界史の学習と研究

第19 章 大学院教育のプログラムと優先順位

第20 章 学習のコース

第21 章 大学院での学習のための資源

第22 章 世界史を研究する

第23 章 結論:世界史における課題

文献目録/原註/索引

パトリック・マニング[パトリック マニング]
Patrick Manning
ピッツバーグ大学歴史学科、同大学世界史センター所長、
2015年度アメリカ歴史学会会長。
専攻:アフリカ経済史、移住史、世界史。
主要著書:Big Data in History:
A World-Historical Archive (Palgrave Pivot, 2013)、
Migration History in World History:
Multidisciplinary Approaches (Brill, 2010)

南塚 信吾[ミナミズカ シンゴ]
Shingo Minamizuka.
みなみづか しんご
1942 年、富山県生まれ。NPOIF世界史研究所長。
千葉大学名誉教授・法政大学名誉教授。
著書『静かな革命――ハンガリーの農民と人民主義』
(東京大学出版会、1987 年)、
『ハンガリーに蹄鉄よ響け――英雄となった馬泥棒』
(平凡社、1992 年)、
『ブダペシュト史――都市の夢』(現代思潮新社)、
『世界史なんていらない?』(岩波書店[岩波ブックレット])、
『図説 ハンガリーの歴史』(河出書房新社)ほか。
訳書A・アンダーソン『ハンガリー1956』(現代思潮新社)、
ビル・ローマックス『終わりなき革命――ハンガリー1956』
(彩流社)、『歴史学の未来へ』(ノーマン・J. ウィルソン、
木村真共監訳 法政大学出版局)ほか。

渡邊 昭子[ワタナベ アキコ]
Akiko Watanabe.
わたなべ あきこ
大阪教育大学教養学科准教授。
共著に、
『地域の比較社会史:ヨーロッパとロシア』
(日本エディタースクール出版部、2007)、
共訳書に、ニーデルハウゼル・エミル著
『総覧東欧ロシア史学史』
(北海道大学出版会、2013 年)など。

内容説明

「世界史」という学問の生成と現状、そして新たな展開への可能性を示す!世界史は動いている。世界史は、政治学、経済学、社会学、文化研究、地域研究、そしてグローバル・スタディーズなどの成果を吸収しながら学問の深さと幅を広げてきた。研究組織がいくつも立ち上げられ、世界史教育は各地で盛んになっている。多面的に発展する世界史の成果と議論を再検討し、研究と教育のあり方を提案する。世界史に関心をもつすべての人へ。

目次

第1部 世界史の展開(世界史を定義する;一九〇〇年までの歴史哲学 ほか)
第2部 歴史研究における革命(学問の諸分野;地域研究 ほか)
第3部 近年の研究成果(政治史および経済史;社会史 ほか)
第4部 世界史における分析の論理(歴史におけるスケール―時間と空間;枠組みと戦略のモデルを作る ほか)
第5部 世界史の学習と研究(大学院教育のプログラムと優先順位;学習のコース ほか)

著者等紹介

マニング,パトリック[マニング,パトリック] [Manning,Patrick]
ピッツバーグ大学歴史学科、同大学世界史センター所長、2016年度アメリカ歴史学会会長

南塚信吾[ミナミズカシンゴ]
1942年、富山県生まれ。NPO‐IF世界史研究所長

渡邊昭子[ワタナベアキコ]
大阪教育大学教養学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

水無月十六(ニール・フィレル)

3
世界史研究とは何か、どのような視点があり得るのか、どのように進められるのかについてまとめられた本。文字通り、世界史をナビゲートするための本。世界史は教科横断的になり、すべての教科科目をつなぐ役目を果たすこともできるという主張は私自身考えていたことだったので興味深く面白かった。生態学や病理学、物理化学かども世界史の研究テーマの材料足り得るということがまとめられていて、そのような広大な世界史をどう扱っていくのかその方法も著者なりの解釈でまとめられている。世界史研究者にはあらゆる人がなり得るという意見には同意。2016/07/11

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