内容説明
美の入り口から神を追い求めたミケランジェロの恋と正義の真実。英語文献を駆使して現代にその意義を問う。
目次
愉悦と懲罰の芸術
メディチ家のフィレンツェ
神はご自身の似姿に人間を創られたのだから
血脈の誇り
木彫の磔像
ローマへの道
説教師サヴォナローラの終末論
二十代で彫刻家として名声確立、そしてレオナルドとの確執
割礼の無いダヴィデ像とダヴィデの血脈
アダムに見るミケランジェロの男気
教皇ユリウス二世の霊廟
システィーナ礼拝堂のフレスコ画
異様な自画像と美丈夫トンマーゾ・デ・カヴァリエーリとの邂逅
システィーナ礼拝堂のフレスコ画の修復工事が完了して
鼻つぶれのミケランジェロとノアの次男ハムとその裔
ヴィットリアの愛に浸ったミケランジェロ
老いの知と老いる哀しみ
ミケランジェロ芸術の手段とかたち
思いつくままに
著者等紹介
三輪公忠[ミワキミタダ]
上智大学名誉教授。Princeton University,Ph.D.History(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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