内容説明
アジア人の「沈黙と発話」の狭間に何があるのか!日系アメリカ人、中国系アメリカ人、日系カナダ人作家の作品を俎上に載せ、ジェンダー/セクシュアリティ・人種・文化の問題を読み解く先駆的書。
目次
序章 沈黙と発話の架け橋
第2章 沈黙の修辞性を読む―ヒサエ・ヤマモトの「十七文字」「ヨネコの地震」「ミス・ササガワラ伝説」
第3章 沈黙に揺さぶりをかける―マキシーン・ホン・キングストンの『チャイナタウンの女武者』と『アメリカの中国人』
第4章 気遣いの沈黙―ジョイ・コガワの『失われた祖国』
結び 彼女らが明らかにした沈黙とは…
著者等紹介
チャン,キンコック[チャン,キンコック] [Cheung,King‐Kok]
カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校英文科教授。Ph.D.(カリフォルニア州立大学バークレー校)。アメリカのエスニック文学、アジア系アメリカ文学の先駆的研究で著名である。2013年春に、優秀な大学教師としてThe C.Doris and Toshio Hoshide Distinguished Teaching Prize in Asian American Studies at UCLAを受賞した
和泉邦子[イズミクニコ]
金沢大学教授
小松恭代[コマツヤスヨ]
石川工業高等専門学校教授。博士(文学)
中根久代[ナカネヒサヨ]
福井医療短期大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。