内容説明
20世紀の最も偉大な詩人の一人に数えられ、その幻想的な作風と、あまりにも短く鮮烈な人生(39歳で没す)を駆け抜けた伝説の詩人。ボブ・ディランも憧れ、日本にも熱烈なファンが多い詩人の生涯、業績にあらゆる角度から迫る。
目次
序論 ディラン・トマスの現在
1 ディラン・トマスの生涯
2 ディラン・トマスの始原の世界―自然の中に潜む力と暗黒の影
3 ディラン・トマスの主な作品を読み解く
4 ディラン・トマスの諸相
5 ディラン・トマスゆかりの地
著者等紹介
木村正俊[キムラマサトシ]
神奈川県立外語短期大学名誉教授。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程単位取得退学
太田直也[オオタナオヤ]
鳴門教育大学大学院教授。立正大学大学院文学研究科英文学専攻博士後期課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hiro
2
17人の研究者によって執筆されたディラン・トマスの本格的ガイドブックです。Ⅰ.ディラン・トマスの生涯、Ⅱ.ディラン・トマスの始原の世界、Ⅲ.ディラン・トマスの主な作品を読み解く、Ⅳ.ディラン・トマスの諸相、ディラン・トマスのゆかりの地で構成された実に優れた解説書です。ディラン・トマス(1914-1953)は20世紀初頭、10代の終わりからすでに注目され、30代の終わりに早死した、破滅型のイギリス、ウェールズの現代詩人です。当時T・S・エリオットからも高く評価され、サポートも受けていたということです。2018/09/27
Expino
0
著者の方々が、頭韻、脚韻をどのように朗読したのかとの記述がありましたが、、 今はyoutubで聴けるのでした。 かつ色んな人達の朗読があるのが本人の有名さなのかなと思えました。 2023/11/16