なぜ「あと1アウト」から逆転されるのか

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader

なぜ「あと1アウト」から逆転されるのか

  • 著者名:田尻賢誉【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 竹書房(2019/08発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801919761

ファイル: /

内容説明

正念場で勝ち切る“勝負脳”を鍛えろ!
明徳義塾・馬淵史郎監督、履正社・岡田龍生監督ほか、
超一流の指揮官、選手たちが語る、歴史的敗戦から学んだ勝利の方程式!

著者は、以下のように述べています。
野球には、ホッとする瞬間がある。
ピンチで2ストライクに追い込んだとき。
先頭打者から二人を抑え、2アウトを取ったとき。
ノーアウト満塁から二人を抑え、2アウトになったとき。
そして、リードして9回2アウトを迎えたときだ。
これらに共通するのは、終わりが見えていること。
あと1ストライクで三振。あと1アウトで3アウト。あと1アウトでゲームセット。
「あとひとつ」なのだ。
そして、これらにもうひとつ共通することがある。
それは、そこから打たれること、点を取られること、負けることだ。
なぜ、そうなってしまうのか?
それには、明確な理由がある。
ゴールが見えたり、終わりがわかったりした途端、人間のパフォーマンスは落ちてしまう。
実はこれは、脳の持つ本能に関係があるのだという。
なぜ、「あと1アウト」から問題が発生するのか。
本書で準備と確認をして、実際のプレーや指導に活かしてもらいたい――本文より


著者について

1975年兵庫県生。
学習院大学卒。
ラジオ局勤務を経てスポーツジャーナリストに。
高校野球をはじめ、徹底した野球の現場取材に定評があるほか、指導者、中高生、父兄への講演活動も行っている。
『機動破壊』、『機動破壊の秘策』、『機動破壊の解析力』、『高校野球は親が9割』、『超強豪校』、
『激戦区を勝ち抜く方法』『実戦プレー問題』(すべて小社)など著書多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

35
9回2死。あと一人となった場面で、監督も選手も勝ったと思ったと言う。野球は9回までと決まっている以上、誰もが終わりを意識することは避けられない。だが、まだ終わっていないのに、勝った、終わった、このリードを守りたい、このままなら勝てるという言葉を使うのは、脳にとっての否定語。これらの言葉を使うことで、自己報酬神経群に、これ以上機能しなくていい、もうがんばらなくていいと言っているのと同じことになってしまう。そろそろ終わりと考えることは、脳に止まれと命令している。集中力が緩み、脳のパフォーマンスが落ちてしまう。2020/07/17

Tommy

3
高校野球でしばしば起こる「奇跡の逆転劇」の裏にどんなドラマがあったのか。当事者たち(監督・選手)のインタビュー集としてはなかなか興味深い。ただ、章ごとに挟み込まれる著者の考察が蛇足というか、何というか。そもそも引用している参考文献の著者が林成之さん(脳神経外科医)一人だけって、あまりにも手抜きじゃないだろうか。ジャーナリストとしての矜持が感じられない(しかも「林先生に直接インタビューすることはかなわなかった」というオチまでついてる)。2020/06/10

Eddie

2
野球だけでなく、生活・仕事や行動にも関わる内容でした。 日々の行動で人生が変えられると思うと、今からでもやり直すべきかなと・・・・。良き本でした。2022/08/16

はいこうせんせい

1
勝負弱い人は後片付けができない。心に留めておこう。人間はゴールが見えた瞬間に脳が終わったと感じる。あと1アウト、あと1球、見てる側は簡単だが特に甲子園ではそこで気を抜くとやられてしまう。2020/09/11

研修屋:城築学(きづきまなぶ)

1
>勝負に弱い人の共通点。それは、後片付けができないことです。 この言葉に深く反省した研修屋でした。 2019/09/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14058449
  • ご注意事項