内容説明
代表作からロボット演劇まで、初のオリザ論!
目次
第1章 様式としての“静かな演劇”―平田オリザ・青年団の方法論
第2章 “日常”を演劇にかえる方法論―青年団『東京ノート』
第3章 見えないものを見る―青年団『ソウル市民』
第4章 こえていこうとすること―日韓共同制作『その河をこえて、五月』
第5章 “溝”から“橋”へ―青年団国際演劇交流プロジェクト『別れの唄』
第6章 ロボット演劇プロジェクトの射程―ロボット版『森の奥』からアンドロイド版『三人姉妹』へ
第7章 “ポスト平田オリザ”の展開―岡田利規『三月の5日間』の言葉と身体
著者等紹介
松本和也[マツモトカツヤ]
1974年、茨城県生まれ。立教大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現在、信州大学人文学部准教授。専攻、日本近代文学・演劇(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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モルテン
6
「ほんのちょっと…」のつもりで読み始めたらやめられなくなった。劇作家・演出家の平田オリザ氏の演劇について、その方法論、作品の評論、そして〈ポスト平田オリザ〉の批評を通じて、氏の演劇について語っていく。平田氏の演劇については、氏がその考え方を本に書いているので、知るにはそれを読むのが一番なんだけど、この本はそこに書き切れていない戯曲の構造や観客の見え方、見え方から導かれる見せ方なども事細かく明らかにしていく。改めて、平田氏の演劇の素晴らしさに打たれ、この「静かな演劇」が明らかに日本の演劇を変えたのだと納得。2015/02/14
yu-onore
0
やはりアフォーダンスを学ばねばならないだろう2021/05/02