内容説明
ヨーロッパ近代から放り出されたスペインと世界に躍り出た日本。原発禍の中で浮かび上がる対照的かつ相互補完的な関係!いま蘇る幻の名著!―1970年代半ばから、スペインやスペイン文化の魅力と問題性を伝えるべく、各紙誌に発表した文章をまとめた滋味溢れる多面的な文化論。
目次
第1章 われわれにとってスペインとは何か
第2章 新しいスペイン像の模索
第3章 スペイン、その重層性の魅力
第4章 スペイン的「生」の思想
第5章 スペイン文化論を補完する二つの作業仮説
第6章 ドン・キホーテとスペイン精神
第7章 セルバンテス『ドン・キホーテ』
第8章 フランコ以後の新しい日々
第9章 民族とその風土
第10章 パロスの港 もう一つの地中海への出口―地中海の跳躍台・パロスの港/モゲールの町/英雄コロンブス
第11章 ゴヤまたは楽園のアダム
著者等紹介
佐々木孝[ササキタカシ]
1939年北海道帯広市生まれ。上智大学外国語学部イスパニア語学科、同大学文学部哲学科卒業。清泉女子大学、常葉学園大学、東京純心女子大学教授などを歴任。専門はスペイン思想・人間学。定年前に退職し、故郷の福島県南相馬市に転居、現在に至る
碇順治[イカリジュンジ]
1948年大阪府生まれ。英知大学文学部イスパニア文学科卒。サラマンカ大学留学から帰国後、スペイン大使館金融・財務参事官事務所(スペイン銀行東京代表事務所)に入所し参事官補佐を10年務め、現在は、清泉女子大学・拓殖大学・神田外語大学にて非常勤講師の傍ら1995年より「日西翻訳通訳研究塾」を主宰し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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