内容説明
知る人ぞ知るアメリカ南部の黒人活動家。気取らず親切で勇気ある不屈の闘志で地元に根を下ろし、“閉ざされた社会”に風穴を開けた人生!
目次
聖書と暦とシアーズ通販カタログ
ボーイスカウトの大将
「誰とも対等に」
コットン・ボール・コート
「分離すれど平等」という嘘
準備はできた
空っぽの箱
ミスター・ドーアの約束
非道なたくらみ
「神よ、奴らを許したまえ」〔ほか〕
著者等紹介
ヘンリィ,アロン[ヘンリィ,アロン] [Henry,Aaron]
1922年~1997年。ミシシッピ州で小作農民の子として生まれる。両親と死別し、母方の伯父夫婦に育てられる。第二次世界大戦で徴兵されて従軍し、退役後はアフリカ系アメリカ人の地位向上のために何かをしようと決意する。ザヴィエル大学で薬学を学び、薬剤師となり、白人K・W・ウォーカーと共同経営の薬局を開業。1950年代から全国黒人向上協会(NAACP)のメンバーとして本格的に公民権の活動に従事する。NAACPミシシッピ州支部の会長を33年にわたって務め、生涯を公民権の活動に捧げた
カリー,コンスタンス[カリー,コンスタンス] [Curry,Constance]
1933~。1960年の学生非暴力調整委員会(SNCC)創設時の社会人顧問の一人。その後、クエイカー教組織の活動などを通して南部の公民権運動に関わるとともに、ジョージア州政府の貧困対策・児童の健康管理に取り組む。1990年代以降、執筆活動に専念し、Silver Rightsで1996年にリリアン・スミス賞を受賞。2014年3月には公民権のために生涯を掲げているとしてフリーダム・フレイム賞(Freedom Flame Award)を受賞
樋口映美[ヒグチハユミ]
専修大学教授(アメリカ社会史、人種関係史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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