内容説明
台湾に半生を賭けた父…「わが祖国」を振り返る娘の自伝的記録。日本統治下の12年間の少女時代の想い出。敗戦による混乱の中での引き揚げ。晩年、再び台湾に住んでみながら、人々との交流は今も続く。
目次
第1部 激動の歴史の狭間で(上海から台湾へ、父のドミノ倒し;小さな島への大きな期待;父との追っかけっこ ほか)
第2部 台湾再訪(引き揚げた祖国は…;元「公学校」教師の工藤先生を訪ねて;台湾再訪と阿里山の記憶 ほか)
第3部 台湾に再び住んでみる(時代に翻弄された李先生;台湾こそが安らげる場所;台湾に実際に住んでみる ほか)
著者等紹介
鈴木れいこ[スズキレイコ]
1935年、台湾台北市生まれ。1947年、台湾を引き揚げる。青山学院中・高等部を経て、アメリカのフィラデルフィア・ミュージアム・スクール・オブ・アートに学ぶ。台湾をはじめアジアの国々、メキシコ、スペイン、ポルトガル、コスタリカなどで生活。現在は東京に住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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