内容説明
今もなお、約3,500体の遺骨が砂に埋もれて眠ったままの戦場。ノモンハン事件は、決して第二次世界大戦の直前に起きた極東の「忘れられた戦争」ではない。その検証は、現在の諸問題を映す鏡である。
目次
第1章 村上春樹と司馬遼太郎のノモンハン事件
第2章 ノモンハン事件に関する主要文献と研究動向
第3章 ノモンハン事件の概要と敗因
第4章 ノモンハン事件の見直しと歴史上の「もし…」
第5章 英雄ジューコフの虚像と実像
第6章 昭和一四年(一九三九年)九月のノモンハン
第7章 ノモンハン事件と日ソの諜報・情報活動
第8章 ノモンハン事件とゾルゲ・グループ
第9章 ノモンハン事件と石井部隊(関東軍防疫部隊)
著者等紹介
岩城成幸[イワキシゲユキ]
昭和22年(1947年)、三重県生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。元・国立国会図書館調査及び立法考査局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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