ヴォルガのドイツ人女性アンナ―世界大戦・革命・飢餓・国外脱出

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  • サイズ B6判/ページ数 120p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779118852
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0023

内容説明

アンナ・ヤウクは、19世紀末にヴォルガ地方のドイツ人移民(ヴォルガ・ドイツ人と呼ばれる)の裕福な農家に生まれた女性である。16歳の時、不慮の事故で左足を切断するが、自立を求めて洋裁学校を開く。だが、一家を戦争と革命、内戦の悲劇が襲い、困窮と飢餓の世界に突き落とす。アンナは家族と別れてドイツへの脱出を決意。不自由な足にもかかわらず、徒歩で国境を越えるが、官憲に捕まりポーランドの収容所を転々とした後、やっとドイツに入国する。1930年代に入るとドイツのアンナのもとには、ロシアの親族からの大飢饉による飢餓の訴えが続く。そして悲劇は再び…。本書が依拠したアンナの手記は、ロシアの厳しい環境のなかで豊かに育った、教養あるひとりのドイツ人移民の女性がみた歴史の貴重な証言でもある。

目次

1 ヴォルガ・ドイツ人とは
2 平穏な、豊かな生活、そして不慮の事故―第一次世界大戦前(アンナの家;ヴォルガ・ドイツ人の生活 ほか)
3 戦争、革命、内戦、そして飢餓のなかで(戦場の兄弟たち;ドイツ人捕慮との交流 ほか)
4 ドイツへの脱出―不法に国境を越えて(列車でサラトフからミンスクへ;不法国境越えを決意 ほか)
5 ロシアに再び大飢饉、両親の死、飢餓からの訴え―一九三〇年代初頭(両親の死―妹アマリーからの手紙;飢餓からの訴え ほか)

著者等紹介

鈴木健夫[スズキタケオ]
早稲田大学政治経済学術院・教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

9
ロシアに入植したドイツ農民は、勤労の豊かな成果を得て幸せに暮らしていた。しかし、第1次世界大戦、ロシア社会主義革命、内戦、大飢饉、集団農業化などが続く激動の時代に弾圧を受け、第2次世界大戦において強制移住令、追放令により、シベリアまたはカザフスタンに送られる。ヴォルガのドイツ人女性アンナの手記に基づいて、日本人研究者がまとめた本。ロシアって、どこまで他国(自国もか・・・)の人権を蹂躙する国なのか?当時のボリシェヴィキの体制を酷評している。2017/09/17

takao

1
ドイツ出身のエカチェリーナ二世は、1763年外国人誘致計画を発表。 1915年、ニコライ二世は、ドイツ国境に近いロシア居住のドイツ人に対して、財産没収、知識人の逮捕、ヴォルガ地方、ウラル地方、シベリアへの追放が行われた。追放されたドイツ人は20万人程度、その2分の1から3分の1は死亡。ロシア西部諸県からは全体で50万人が追放との数字もある。 p.63 赤軍の掠奪により、飢餓・病気でロシア全体で何百万人も死んだ。 2018/10/03

Motoshiман

1
ヴォルガ・ドイツ人の歴史を学ぶための一冊。しかし醍醐味はロシアを脱出する主人公の逃避行劇。手に汗握るノンフィクション教養小説。2017/12/19

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