翻訳論とは何か―翻訳が拓く新たな世紀

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翻訳論とは何か―翻訳が拓く新たな世紀

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  • サイズ B6判/ページ数 272,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779118715
  • NDC分類 901
  • Cコード C0090

内容説明

新しい研究領域として文化批評を活性化させてきた「翻訳論」は、現在、どのような展開を遂げているのか―言語は「他者」にどう関わるのか、「他者」と「主体」の問題に、ポストコロニアル批評と翻訳学はどう関わってきたのか―他の批評理論も絡めながら、多様な「翻訳論」を紹介し、モダニズム後の言語文化と歴史意識が「翻訳論」とどのような相互関係にあるのかを読み解く。「歴史」の再読を「自己翻訳」として拓いたホロコーストの言説を取り上げ、「世界文学」とは何かを提示する。

目次

第1章 文化批評としての「翻訳」―ポストコロニアル批評と翻訳論(多様性と越境のダイナミズム―翻訳論の現代的展開;翻訳による植民化・脱植民化―共犯と批評の展開 ほか)
第2章 再・読/記述としての「翻訳」―モダニズム後と歴史の解体(再記述としての翻訳;「再読」から「再翻訳」へ ほか)
第3章 「他者」を語る言説―「物語」への注視(ナラティヴ論の転回と「大きな物語」の解体;歴史意識に協働する「記憶」 ほか)
第4章 忘却への抵抗―ホロコーストを語る自伝(「ホロコースト文学」という言説;ホロコースト「その後の生」と自伝―「不在」を語る言説 ほか)
第5章 世界文学とは何か―越境のアポリアを超えて(自身を語ること;他者を語ること ほか)

著者等紹介

早川敦子[ハヤカワアツコ]
1960年生まれ。津田塾大学大学院文学研究科博士課程修了。英国エディンバラ大学大学院、オックスフォード大学大学院留学。現在、津田塾大学英文学科教授。専門は20世紀から現代にいたる英語圏文学、翻訳論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きつね

10
ポストモダンの翻訳論の紹介。ポストコロニアル批評や、ホロコースト表象の問題との接点が大きなテーマ。論者ごとに節を分けてコンパクトに紹介していく形。興味を持った節から、原著を読めば良い、という読書案内として非常に使い勝手がよい。ただし、引用された本の引用ページ数が、本のイントロダクション部分に偏る傾向がみられる。むろん、広い視野で紹介していくときにそれが妥当な戦略であろうが、本書を単体で読む読者にとっては不安材料かも。ホロコースト論は著者の専門のようで、例外的に論点が非常に掘り下げられていたように感じた。2015/11/15

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