ロシア史研究案内

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  • サイズ B6判/ページ数 338p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779118289
  • NDC分類 238
  • Cコード C0020

内容説明

ソ連崩壊から20年、国内外で起きた新しい動向を的確に捉えたテーマ別のロシア史研究の現在。今後のロシアへの視点を明らかにする基本図書。

目次

第1部 ロシア史研究の現在(中世ロシアの教会と国家;18世紀末までの専制―君主と統治階級;近世ロシアの民衆運動;19世紀ロシア農民;帝政期の教育と社会;近代ロシアの都市と労働者;20世紀初頭ロシアの農村・農民・農業;第一次世界大戦、ロシア革命、ネップ;スターリン時代;フルシチョフ・ブレジネフ時代;ペレストロイカ;ロシア帝国論;ジェンダーと家族;文化と思想;日露・日ソ関係史)
第2部 座談会「ロシア史研究会―初期の十年程について」
第3部 資料

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

5
ロシア史研究会五十周年(から大幅に遅れているのが「らしい」のかも)の記念企画。様々なジャンルにおける内外の研究紹介がメイン。扱われている書籍には外国語も多く、読書ガイドとしては使い辛いが、現時点での研究動向が要領よくまとめられている。和田春樹や中村喜和らレジェンド四人による思い出話も面白い。冷戦という時代状況の中、否応なく政治性を身にまとうこととなったロシア史研究者らの苦闘の軌跡。2023/11/17

綾野理瀬(Ayano Lise)

3
読了というよりさらりと。ロシア史の先生のおすすめ。二部では、学問の世界の厳しさを肌で感じた。学究の徒は読むべき。真理の追及のためには、個人の研究前途も犠牲になる。誤りは、正さねばならないという厳しさである。文学研究では、あまりお目にかからないが、歴史研究にも片足を突っ込んでいる身としては、襟を正す書である。こういった酷な真実も、指導の際に教えられたらよいが。改めて、前の大学での厳しい指導に感謝。2015/04/28

あき

2
卒論提出2か月前に今更ながらこんな本が最近出ていたことに気付いたので。1部はロシア史の様々なテーマと研究動向が色々上げられているのでとりあえずロシア研究に興味のある人はざっと読んでみると良さげ。2部はロシア史の大家4名の先生方による座談会。スターリン批判の頃は学生だったりとかソ連時代のロシア研究のあれこれが見れて案外興味深かった。3部はロシア史研究会自体のための資料とかそんな感じ。個人的には座談会に色々と興味深いエピソードがあって面白かった。2012/11/06

しょぼ

1
最新のロシア史研究の動向を、時代ごとに区切ってレビューしたタイトル通りの本。門外漢の読むような本ではないかも知れませんが、まあロシア史研究の空気みたいなのは感じ取ることができました。2013/05/04

kuroko0803

0
ロシア史研究会という会のまとめだった。全共闘世代であった。ロシアが流行した時代に盛り上がったと座談会であった。仲間内の盛り上がりという感じ。読む価値はあまり感じなかった。2016/11/16

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