内容説明
明治初年より昭和にかけて、近代日本を導いてゆく人材育成を図って、全国に38校開設された旧制高校は、世界の中学校・高等学校の中でも異彩を放つ、ユニークな存在だった。
目次
東洋のイートン
踊り子と高校生
七年制高等学校
八雲が丘キャンパス
二拍子の行進曲か、三拍子の頌歌か
アイン、ツバイ、ドライ
青春という、青春という
殴られた校長先生
人生も学問も、正門から辿れ
八雲北寮の詩人たち
動員帰りの「Muss i denn」闇の夜に、再びは
芋の力でインターハイ優勝
青い山脈と白線帽
記念祭夜の墜落死
著者等紹介
吉松安弘[ヨシマツヤスヒロ]
昭和21(1946)年、都立高等学校尋常科入学。東京大学教育学部教育学科卒業。東宝撮影所に入所、助監督として劇映画製作に携わり、黒沢明、岡本喜八などの作品に参画。映画監督・脚本家として劇映画を制作。1977年前後、文化庁在外研修員としてアメリカ、フランス、ポーランドに学ぶ。帝京大学教授として教える(日本民俗学、文化人類学、映画文化論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。