内容説明
広大な森のなかで、真に豊かに生きられる、人間の原点ともいえる場がここにある。国家に管理されず、自給自足的に暮らす人びとがいまも闘わざるを得ない厳しい現実。激動するビルマ(ミャンマー)で、生き抜こうとする少数民族の写真集。
著者等紹介
吉田敏浩[ヨシダトシヒロ]
1957年、大分県臼杵市生まれ。ジャーナリスト。アジアプレス所属。ビルマ北部のカチン人など少数民族の自治権を求める戦いと生活と文化を長期取材した記録、『森の回廊』(NHK出版)で96年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。近年は現代日本社会の生と死の有り様、戦争のできる国に変わるおそれのある日本の現状を取材。『赤紙と徴兵』(彩流社)で2011年、いける本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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noko
2
ビルマ北部カチン州には標高3000〜4000mの山がある。2000m位の所にカチン人の村がある。ダイドーブガはカチン語で、へその緒切った所の意味で、故郷。カチン村の人々は焼畑を営んでいる。用地は村から一時間程の所に点在。2月に斧で木や竹を刈り、4月に焼く。灰が肥料になる。連作はしないで一回使うと、10年位は間を空ける。カチン人は自称はウンポン。アニミズム信仰だったが、ビルマがイギリス領になり、キリスト教徒が増えた。森の恵みに支えられた生活をしている。マラリアが彼らの困り事。内戦も未だ終わっていない。2025/04/03
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