内容説明
ヒューマニズム、ユーモア、レジスタンス、慣習、政治、教育、言語、音楽、エンタテインメント…日本人以上に日本を愛し、憂慮する、アメリカ人老教授のクレバーな視点。
著者等紹介
グリーンバーグ,G.D.[グリーンバーグ,G.D.][Greenberg,George Dixon]
日本在住34年の元大学教授。1929年アメリカ・サウスカロライナ出身の83歳。日本人以上に巧みな日本語で、社会、政治、慣習、思考、教育、文化など、歯に衣着せぬシャープな見解を発信し続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
23
素晴らしい国(5頁)。 しかし、放射能、格差、借金ではなぁ。 歩道橋は安全だが子供や老人に不要な 労力を強いる意味で真の歩行者優先ではない(11頁)。 これは、逆に言うと、 クルマ優先で歩行者は疎外された構築では なかろうか。 東京湾には原子力空母ジョージ・ワシントン という名の原発がある(12頁)。 文化水準を象徴する尺度は、食事時間(20頁)。 早食いでは豊かではないな。 夥しい量のビニールゴミが出る日本はいびつ(27頁)。 2014/05/19
Hiroki Nishizumi
4
皮肉と洒落の一言集。ところどころに秀逸な、あるいは深淵な一言が含まれ、悪くないと思う。2014/01/18
ソントン
4
著者のtwitterでのつぶやきのまとめ。それ以上でもそれ以下でもない。この人のつぶやきを初めて見たとき、人生幸朗師匠の魂はこんな場所に継がれていたのか、と思った。ただこの本の装丁は、すごく苦手。著者のことを知らなかったら、間違いなく手に取ってない。2012/06/24
てっしー
3
つぶやき日本人論。いや、「論」までいっていないか。鋭い意見が多く、何度か啓蒙された、気になった。一気読みするのはちょっともったいなかったかな。もう一周、今度はじっくり読んでみるか。著者は、これらのつぶやきのうちの幾つかを、纏まった論文の形で世に問う義務と責任と必要があるだろう。2012/10/26
凛
3
twitterで話題のアメリカ人教授の"日本"論。彼独特のウィットの利いた皮肉、語感センスの鋭さに惹かれて購入。"総論"的なものを期待していたところ、実際ただの"twitterまとめ"にすぎず、ちょっと拍子抜け。ただ、書籍で読むのに堪えうる深い考察力が垣間見れるのは確かだ。2012/08/11
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