内容説明
「読む」とは何なのか―。ジャック・デリダ、ポール・ド・マンの脱構築(ディコンストラクション)から、バーバラ・ジョンソン、ガヤトリ・スピヴァクのフェミニズム・ジェンダー批評へ―現代批評を鮮やかに解説し、「読む主体(読者)」とは何かを読み解く。
目次
読むことの応答可能性/責任
反転するレトリック―ポール・ド・マン再読
現代批評と“読み”の理論
メタファーの詩学
死のレトリック―ポーと“不気味なもの”
眼の修辞学―ポーの“視線”を読む
反復の詩学―ポーと現代批評
自伝のレトリック―『緋文字』における「伝記的自己」と「文学的自己」
沈黙のアレゴリー―『緋文字』における言語行為
交錯する視線―『緋文字』のジェンダー・ポリティックス
解釈の政治学―マルクス主義と脱構築
差異の政治学―バーバラ・ジョンソン
女の脱構築―ガヤトリ・スピヴァクとマルクス主義フェミニズム批評
ジェンダーを読み直す
著者等紹介
武田悠一[タケダユウイチ]
南山大学外国語学部英米学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。