内容説明
さまざまな解釈理論を生みつづけるヘンリー・ジェイムズ。ジェイムズが生涯をかけて追求した「リアリズム小説」とは何だったのか。彼の「モダニティ」に内在する諸々の関係性のなかに「小説家ジェイムズ」が立ち現われる。
目次
序章 ヘンリー・ジェイムズとモダニティ
第1章 模索するヘンリー・ジェイムズ
第2章 「円熟期」小説の構造
第3章 補強する作品群と「セクシュアリティ」および「近代」
第4章 小説家たちの中のヘンリー・ジェイムズ
第5章 ジェイムズと「フィクションの家」
第6章 「富」と「抽象」―ヘンリー・ジェイムズとウォレス・スティーヴンズのフロリダ
第7章 「黄昏/金色の嘘」と『黄金の盃』―テクストの構造と読みの多様性について
著者等紹介
海老根静江[エビネシズエ]
お茶の水女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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