内容説明
“移動”による新たな“オキナワ”アイデンティティの生成とは…!移民や“旅の”エネルギーは、どのような社会変動や文化混交を生み出し、どのような文学表現を可能にしたのか。
目次
第1部 沖縄ディアスポラの文学(歴史の証言―沖縄ディアスポラにおける自伝的著述に関する考察;ディアスポラにおける沖縄人の詩と歌;受け継ぐ文化―オキナワ系カナダ人の経験;沖縄の「修復」―ダーシー・タマヨセさんに聞く)
第2部 移動する沖縄文学(『カクテル・パーティー』の上演はなぜ必要であったか;大城立裕&フランク・スチュアート特別対談『カクテル・パーティー』を語る;宮里静湖抑留三部作に見る「移動」―「異国の丘」を中心に)
第3部 “旅”と文学(旅を書くことを考える―ストレンジオグラフィにむかって;コンコードを“旅”するソロー―移動のレトリック;『ブレーク、またはアメリカのあばら家群』にみる旅と移動のポリティクス)
著者等紹介
山里勝己[ヤマザトカツノリ]
琉球大学法文学部教授
石原昌英[イシハラマサヒデ]
琉球大学法文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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