内容説明
1889(明治22)年、ジャポニスム流行に大きく貢献することになったひとりのイギリス人が日本を旅して回った―。19世紀末の欧米の芸術界に大きな影響を与え、漱石も愛読した『ステューディオ』誌の創刊者チャールズ・ホーム。彼の美意識をとおして見る明治期の日本。
目次
はじめに
チャールズ・ホームの日本旅行記 一八八九年三月二八日~六月七日
日本
著者等紹介
ホーム,チャールズ[ホーム,チャールズ][Holme,Charles]
1848‐1923。19世紀後半から20世紀初頭にかけて西洋社会に日本美術を積極的に紹介した日本美術愛好家、美術批評家、またアジアの物産の輸入会社の経営者。1889年に日本を訪れた後、ますます親日となりロンドンの日本協会の創設メンバーとなる。1893年には欧米の芸術界に大きな影響を与えた美術・デザイン雑誌『ステューディオ』を創刊
ヒューバマン,トニ[ヒューバマン,トニ][Huberman,Toni]
30年以上にわたり出版業界で働く。ホームについて英米、日本で講演。ホーム研究のため日本、中国、アメリカ、ヒマラヤへ調査旅行に赴く
アシュモア,ソニア[アシュモア,ソニア][Ashmore,Sonia]
デザイン史家(19世紀ヨーロッパ・アジア間の物質文化交流史)。ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館のリサーチ・フェローとして南アジアのテキスタイル・コレクションを研究。リバティ商会、60年代のイギリス・ファッション史に関する論文多数
菅靖子[スガヤスコ]
デザイン史家(19、20世紀イギリスのデザイン運動・政策史、消費文化史、日英文化交流史)。現在、津田塾大学准教授
門田園子[モンデンソノコ]
デザイン史家(日英美術交流史、家具・工芸を中心とした近代日本デザイン史)。現在、国立西洋美術館研究補佐員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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メルセ・ひすい
koji