内容説明
「ベースボールとは本来こうだったのではないか?」という素朴な疑問。大リーグがビジネスに特化して先を急げば急ぐほど弊害も巨大化。「ステロイド問題」を見てもそれはいえる。その是正のため“古式野球”への関心が高まった。アメリカという国と国技ベースボールを見つめる鋭くも温かい考察。
目次
第1章 マサチューセッツの楽しいベースボール
第2章 最古の野球記録
第3章 ワーコーナ球場
第4章 ジム・バウトンという人
第5章 世界初の大学対校野球戦
第6章 古式野球はなぜ人気を得たのか
第7章 タンポポの昔に戻りたい
第8章 旅の終わりに
著者等紹介
佐山和夫[サヤマカズオ]
1936年和歌山県生まれ。作家。慶應義塾大学文学部英文学科卒業。日本ペンクラブ、アメリカ野球学会、スポーツ文学会会員。1995年、ホフストラ大学より『日本とベーブ・ルース』でジョゼフ・アストマン賞。1998年、アメリカ野球学会(ニグロ・リーグ)からトウィード・ウェッブ賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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