ダンス・セラピーの理論と方法―舞踊心理療法へむけての序説

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  • サイズ A5判/ページ数 275p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779113154
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0073

出版社内容情報

自由に動けること、表現できることとは、いったいどんなことなのだろう。本書は、具体的な事例を示し、これまでの研究の成果をまとめ、ダンス・セラピーの理解を深めることを目指す。

内容説明

からだにふれて「こころ」とであう。こころにふれて「からだ」とであう。まるごとのじぶんがここにいる。

目次

第1章 生きることとともにあった舞踊―ダンス・セラピー誕生の歴史的背景(舞踊の起源と特性;踊り念仏―日本におけるダンス・セラピーの原風景;自由な自己表現としてのモダンダンスの出現とダンス・セラピー)
第2章 ダンス・セラピーの成立・発展と広がり(アメリカにおけるダンス・セラピーの発展;ドイツにおけるダンス・セラピーの発展とダンス・セラピスト養成の現状;日本におけるダンス・セラピー)
第3章 人間の理解とダンス・セラピーを支える理論(こころとからだ;カタルシスとダンス・セラピー;共感―他者の感情認知とその発達;ダンス・セラピーの評価―身体と空間のとらえかた;セラピーを支えるその他の要素)
第4章 ダンス・セラピーを生かす(即興表現を重視した参加者主導のダンス・セラピー・セッションの組み立て;ダンスを通じた関係づくり;共感を求めて;身体表出に現れた自己認識の変化;援助者の姿勢を育む;身体を通じて自分とであうためのプログラムとワークショップ参加者の声)

著者等紹介

八木ありさ[ヤギアリサ]
日本社会事業大学社会福祉学部准教授。現代舞踊を石黒節子に師事。1992年、お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科人間発達学専攻単位取得退学。1994年~2004年、野坂公夫・坂本信子主宰ダンスワークスに参加。2002年、ベルリン州立アリス・ザロモン社会福祉大学客員講師。2006年、ドイツ・ダンス・セラピー協会認定治療的ダンス指導者。2007年、(社団法人)日本女子体育連盟JAPEW研究奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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