切手で知ろうシリーズ 切手が伝えるベートーヴェンとその時代

大沼 幸雄【著】

彩流社（2007/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 119p／高さ 21cm
• 商品コード 9784779112485
• NDC分類 762.34
• Cコード C0073

内容説明

ベートーヴェン（１７７０‐１８２７）の生涯と、歴史的な大転換期であった彼の生きた時代を３期に分けて描く。良質・貴重なコレクションをもとにした分かりやすい評伝！天才作曲家へのかつてない形の讃歌。

目次

第１章　『情熱と努力』の時代（１７７０‐１８０２）（生誕の地・文教都市ボン；モーツァルトとの出会い；フランス革命の思想に共鳴；夢の都市・ウィーンへ；英国初のベートーヴェン紹介者ガーディナーの手紙；ブルク劇場でのデビュー；ハイリゲンシュタットの遺書）
第２章　『情熱と苦難』の時代（１８０３‐１８２０）（ナポレオンと交響曲「エロイカ」；創造力の爆発；不滅の恋人；巨匠ゲーテとの邂逅；肖像画家たち）
第３章　『情熱と栄光』の時代（１８２１‐１８２７）（荘厳ミサ曲の完成；名音楽家との交流；不朽の名曲交響曲第九番「合唱付」；『友ら喝采せよ。喜劇は終わった』）

著者等紹介

大沼幸雄［オオヌマユキオ］
１９３６年北海道生まれ。東京大学法学部卒。元総合商社マン。ロンドン、ニューヨークに約１４年間駐在。音楽切手収集歴約５０年。現在、財団法人日本郵趣協会・音楽切手部会代表、登録審査員、展覧会委員、『郵趣』編集委員。コレクションの受賞歴、２００４年第３９回全国切手展レギュラークラス・テーマティク部門にて「金賞」「小倉謙賞」のダブル受賞。２００５年ＥＸＰＨＩＭＯ（於：ルクセンブルグ）「金銀賞」、全米トピカル協会切手展（於：ミルウォーキー）「金銀賞」、２００６年「全日本切手展」（於：東京）「金賞」、「モーツァルト・フィラ＋エフェブリア２００６」（於：ザルツブルク）「金賞」。２００７年ベルギー「テーマフィラ」展（於：ヴェテレン）「大金銀賞」（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[neimu]

切手収集が小学生時代の趣味であり、伝記ものも好き、音楽も好き。歴史、それも世界史も大好きで、海外旅行には目が無かった独身時代という自分には結構ツボだったこの本。たかが切手と侮る無かれ、奥深い世界が様々な角度から見えてくるという楽しさは、読むのに結構時間が掛かってしまった。ベートーベンと様々な音楽家、文学者、王侯貴族、そして移り変わろうとする時代。様々な図柄と共に、なかなか意味深い本だった。カラーなので少々お高いが、それなりの価値はある本。

2011/10/16