スペイン継承戦争―マールバラ公戦記とイギリス・ハノーヴァー朝誕生史

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  • サイズ A5判/ページ数 406p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779112393
  • NDC分類 235.05
  • Cコード C0022

出版社内容情報

スペイン国内だけでなく、国際戦争としてのスペイン継承戦争において、マールバラの名を不滅のものにした戦争の軍事的推移を克明に描き、同時にもう一つの主役・イギリスの国内政治とヨーロッパの新秩序形成のプロセスを辿る。

内容説明

国際戦争としてのスペイン継承戦争。各地での軍事的推移を克明に描くとともにもう一つの主役・イギリスの国内政治の動向と新秩序形成のプロセスを追う。

目次

スペインの問題
イングランドの問題
ハノーヴァーとプロイセン
開戦
同盟戦略
帝国の状勢
一七〇四年―ブレニム
一七〇五年
一七〇六年―ラミイ
イングランド・スコットランドの合邦
一七〇七年
一七〇八年―アウデナールデ
一七〇九年―マルプラケ
一七一〇年―政権交代
一七一一年―絶対防衛線
秘密交渉
一七一二年―単独講和路線
一七一三年―ユトレヒト条約
イギリス王位継承問題
エピローグ

著者等紹介

友清理士[トモキヨサトシ]
1967年東京に生まれる。1990年東京大学理学部物理学科卒。1992年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了。1992~2005年株式会社研究社。現在、特許事務所で特許翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ジュンジュン

6
スペイン継承戦争を正面から扱うのみならず、主役ルイ14世ではなく、イギリス側から詳述するという唯一無二の内容。戦争中(1701~14)一年ごと詳しく叙述するのと相前後(00,15年)を補足する構成。副題のとおり、戦場の経過はマルバラ公を中心に、政治外交はイギリス中心に。無敗の名将だったマルバラ公、名誉革命の総仕上げ段階にあったイギリス政局、共に記述の軸に相応しい。ただ、400pは疲れる…。2020/01/18

1
ヨーロッパの18世紀の幕開けとともにスペイン継承戦争が始まる。同時に、英仏蘭などの国々を王位継承という近代化直前の嵐が襲う。同戦争をこの闘いの英雄であるマールバラ公の祖国イギリスの動乱を絡めて描く本作品は読み応え十分だった。戦争の進行そのものも詳細に楽しめ、何といってもクライマックスのステュアート朝の終焉、亡命王子ジェームズの決断の悲劇が涙を誘う(個人的には異母弟ベリック公の人生も興味深い)。なまじのドラマよりも史実はドラマティックである。2010/01/10

Saiid al-Halawi

0
ネーデルランド戦線、スペイン戦線、フランスの国力、英国議会政治等々、様々なファクターの動向を追いつつ物語が進む。面白いです。あとオイゲン公カッコイイ2010/07/04

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