内容説明
朝鮮侵略=植民地化は国家犯罪である。権力にある者の責任は当然ながら、民草として生き、引揚者として蔑みを受けた在朝日本人のすべてが“侵略者”であるのか!?“侵略”や“戦争責任”に関する裁判所の態度は、日本国憲法と対日講和条約の空洞化を謀る思考停止の掟があるのか!?日本国憲法、著作権…八〇歳、ひとりの戦い。
目次
序章 「表現の自由」とは?
第1章 ヒマラヤ、アンナプルナ1の麓に立つ―来し方
第2章 帰国・入院―ベッドの上の呻吟
第3章 「訴えるベきか、否か」それが問題だ
第4章 「この紋どころが目に入らぬか、頭が高い!」
第5章 ひとり、七九歳の男の闘い
第6章 失われた人権を求めて…
第7章 裁判長、「公益」とは何ですか
第8章 不思議な気配、囁き…
第9章 「司法二〇%の日本国」はホントだった
終章 「まだ、最高裁がある」と叫ぶ
著者等紹介
津崎至[ツザキイタル]
1925年京城(現・韓国ソウル)生まれ。1946年日本経済新聞社入社、社会部・文化部記者。1984年定年退職・フリーのライターとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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