社会運動の力―集合行為の比較社会学

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  • サイズ A5判/ページ数 348,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779111631
  • NDC分類 309
  • Cコード C0030

出版社内容情報

フランス革命からソ連の崩壊、そして現代のトランスナショナルな運動までを体系的に論じた研究書! 「 政治的機会と制約」「たたかいのレパートリー」「フレーミング」「動員構造」「サイクル」…社会運動研究の基本文献であり、学術出版として評価の高いケンブリッジ版の第2版! 詳細な文献・注付き。
「『社会運動の力』の初版は1993年に完成した。それからの5年間に、1960年代後半以降で比較すれば、たたかいの政治と社会運動の領域でおそらく最も多くのことが起きた。1989年の国家社会主義の崩壊は既に完了していたが、あまりに直近であったため、すぐれて学術的な著作にその教訓を反映させることができなかった。……旧ユーゴスラビアでは、残酷な内戦を生み出した。私は、こうした変化がもたらすいくつかの教訓を、本書の今回の版に取り込もうとした。」(「第2版へのまえがき」)

訳者紹介

松井隆志(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程)
高木竜輔(日本学術振興会特別研究員)
内藤準(日本学術振興会特別研究員)
樋口直人(徳島大学総合科学部助教授)
大畑裕嗣(東洋大学社会学部教授)
伊藤奈緒(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程)
村瀬博志(日本学術振興会特別研究員、一橋大学大学院社会学研究科博士課程)
相川陽一(日本学術振興会特別研究員、一橋大学大学院社会学研究科博士課程)   以上。

内容説明

フランス革命から現代のトランスナショナルな運動までを体系的に論じた研究書。政治的機会と制約、たたかいのレパートリー、フレーミング、動員構造、サイクル…社会運動研究の基本文献であり、学術出版として評価の高いケンブリッジ版の第二版。

目次

たたかいの政治と社会運動
第1部 近代的社会運動の誕生(汎用的集合行為;出版とアソシエーション;国家形成と社会運動)
第2部 たたかいから社会運動へ(政治的機会と制約;たたかうという行為;たたかいのフレーミング;動員構造とたたかいの政治)
第3部 運動の動態(たたかいのサイクル;改革への闘争;トランスナショナルなたたかい)
社会運動の未来

著者等紹介

タロー,シドニー[タロー,シドニー][Tarrow,Sidney]
1965年、カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得。現在、コーネル大学社会学教授及び同大学行政学マクスウェル・アップソン講座教授。専門分野は、社会運動、政党、集合行為の比較政治学と政治社会学

大畑裕嗣[オオハタヒロシ]
1958年生まれ。東洋大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

5
これも留学時に博士課程の必読文献だった一冊。フォーマルな制度(国家や政党)の方に注意が向きがちな政治学では「社会運動」は新しい分野で、本書が定番の教科書だった。「バランスが良い」ということなんだけど、悪く言うと「あれもあるが、これもある」という実証研究のための作業仮説の集まりみたいなもので、ハンディな答えを求めて読んだ自分はがっかりさせられた記憶がある。だが著者自身がバークレーの学生として、社会運動の気分の高揚とそれに続く挫折と幻滅を経験してる。参与者の反省の思索として読むと、古い教科書以上の意義がある。2025/06/11

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