出版社内容情報
歴史教科書問題がクローズアップされた1980年代、社会科教科書の執筆者として家永教科書裁判に関わり、歴史対話の必要性を説く著者の「戦争と教科書」をめぐる同時代批評
内容説明
歴史教科書問題がクローズアップされた一九八〇年代から現在まで「戦争と教科書」をめぐる同時代評論集。
目次
第1章 第二次世界大戦と天皇制
第2章 戦争のうしろ姿―ヴァイツゼッカー演説と西ドイツ・ポーランド教科書会議に寄せて
第3章 歴史教科書の国際的検討について―西ドイツ・ポーランド「連合教科書委員会」の仕事に照らして
第4章 教科書検定をめぐって―社会科教科書執筆者の立場から
第5章 家永教科書訴訟と最近の教科書検定
第6章 歴史教育と歴史学の方法―教科書問題
第7章 東アジア諸国民との歴史対話
付録 第6章の英語版
著者等紹介
阪東宏[バンドウヒロシ]
1926東京生まれ。1950東京大学文学部西洋史学科を卒業。1963‐66ワルシャワ大学歴史研究所に留学。1970‐97明治大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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