出版社内容情報
日本を代表する小説家を誕生させる契機となった「東京帝国大学」の椅子を投げ打っての「転職」に焦点を当て、全く新しい視点から文豪漱石の生き様を浮き彫りにする。
内容説明
「生涯はただ運命を頼むより致し方なく…」日本を代表する小説家を誕生させる契機となった「東京帝国大学」の椅子をなげうっての「転職」―に焦点を当て、全く新しい視点から漱石の生き様を浮き彫りにする。
目次
幼児体験と性格
揺籃期の学歴貴族
建築志望から英文学へ
「人生の出発」と煩悶
真の成人・松山から熊本へ
英国留学と精神的危機
再び教師生活
「本領」の問題
『猫』と二つの発見
岐路・学問と創作
職業としての文学
新聞社社員の小説家
「博士問題」と野心
著者等紹介
山本順二[ヤマモトジュンジ]
1942年愛知県生まれ。1965年名古屋大学文学部卒業。染色会社勤務を経て1969年から2002年まで朝日新聞記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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