小さな家々の村―カナダ北の大地の思い出

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779111228
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

カナダのベストセラー作家が、生まれ育った北部アルバータ州(かつてカナダで史上最低気温、摂氏零下61度を記録した地域として知られる)の小さな村での思い出――父子二代にわたる先住民との交流、友情と別れ――を、自伝風に綴った破天荒な「サバイバル文学」
「作品の前半は著者の父親がフォートバーミリオンに住み着くようになるまでの波乱に富んだ物語であり、また後半は著者自身と、そして著者の家族と地域の先住民、なかでも優しい大男のバッド・ペイエンと、生母を知らないロイド・ルーンスキンとの親交の物語である。また作品の最初は著者の誕生にまつわる話であり、終りは著者がロイド・ルーンスキンに、そして自分の少年時代に別れを告げる話である。作品のテーマは一貫して「温かい人間関係」であり、視点を変えれば、過酷なカナダの北の地での「生き残り」である。」(「訳者あとがき」より)

内容説明

過酷な北の大地での父子二代にわたる先住民との交流、友情と別れ!カナダのベストセラー作家の自伝的「サバイバル文学」。

著者等紹介

ファーガソン,イアン[ファーガソン,イアン][Ferguson,Ian]
1959年生まれ。カナダでは脚本家として知られ、またユーモア作家でもある。ドラマやミュージカルの多くがエドモントンで初演されている。活動分野は舞台だけでなく、テレビからラジオまで幅広い。即興ソープオペラ『ダイ・ナスティ』(Die‐Nasty)と『罪の街』(Sin City)の創案者であり、カナダ放送協会(CBC)のコメディーショーの共同演出も担当している。『小さな家々の村‐カナダ北の大地の思い出』(原題Village of the Small Houses)は、カナダで最も権威のある文学賞の一つであるスティーブン・リーコック・ユーモア賞(2004年度)を受賞した。『カナダ人である方法』(How to be a Canadian,2002)は実弟で、同じくユーモア作家として知られるWill Ferguson氏との共著で、カナダ書籍販売協会(Canadian Booksellers Association)の2002年度ノンフィクション部門最優秀賞を受賞し、今でもベストセラーである

堀川徹志[ホリカワテツシ]
京都外国語大学大学院外国語研究科(英米語学専攻)修士課程修了。米国州立サンフランシスコ大学大学院留学。米国州立セントラルワシントン大学客員研究員。現職は京都外国語大学教授。専門はカナダ文学で、特にノバスコシャ州のケープ・ブレトン島(Cape Breton)を舞台にした文学に興味を持つ。京都外国語大学では「英語圏文学」「言語教育と翻訳」などの科目を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青海

1
著者の自伝小説。実際に起こったことであるからなのか、著者の文才かぐいぐい引き込まれていく。自分はカルガリーに滞在したことがあるが、それでも冬は-20度にもなるので、ものすごく寒い地域だと思った。それよりももっと北で電気、ガス、水道のない暮らしだなんて想像に絶する。彼の言葉を借りれば「わたしは、幸運な時代に生まれついた」という感じかな。2018/02/26

おーうち

1
カナダのアルバータ最北端の村での物語。15歳まで住んでた時の。インディアンと学校に通いながら父親の都合で翻弄される家族。自然を感じながら悲惨な貧しさの中にユーモアたっぷりの文体で救われる。カナダはいい。今はエドモントンで活躍する作家の自伝らしい。2016/09/19

橋本ヒロコ

1
友情について、先住民族について、複雑な読後。また北への恐れと憧れが膨らむ。2014/06/04

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