出版社内容情報
★85年「プラザ」=バブルの元凶説は、まったくの誤解!
★通貨、金融政策はどうあるべきか、危機にはどう対処すべきか。答えは「プラザ」にある!【未公開資料、多数紹介】
★グローバル時代の国際経済政策はこの時に決まった。舞台裏からみた米、英、仏、西独、日本の思惑の分析から、「少子化高齢社会」への対応を含めて、日本の今後の戦略を提言する――――結論:円高は悪いことではない!
▼Ⅰ1G5蔵相会議から先進国サミットは生まれた 3欧州からみたプラザ 8プラザの成功とルーブルの失敗他 ▼Ⅱ 9ローソンの経済政策哲学10国際収支調整効果 11ベーカー・トリシェ論争 他
内容説明
国際的な金融・経済危機にこそ「プラザ」の知恵が生きる。85年「プラザ合意」において通訳を務めた著者が「歴史小説」の形式で明かす「プラザ」の先駆的意義。
目次
第1部 プラザ・プロセス(G5蔵相会合から先進国サミットは生まれた;米国ジャーナリストのみた「プラザ合意」;欧州からみた「プラザ合意」;日本からみた「プラザ合意」―情報に対する感度 ほか)
第2部 プラザ合意の後講釈(ケインズの理論を忘れよう!ローソンの経済政策哲学;国際収支調整効果―もともと無理だった内需拡大による日本の国際収支調整;ベーカー・トリシェ論争;円高のありがたさ)
著者等紹介
近藤健彦[コンドウタケヒコ]
1941年生まれ。1965年、京都大学法学部を卒業して大蔵省入省。仏グルノーブル大学法律経済学部で修士号(DES)を、中央大学法学部からプラザ合意の研究で博士号(法学)取得。フランス在住3度、計7年(留学と大使館勤務)。プラザ合意時の大蔵省副財務官として竹下登蔵相補佐官。外務省の経済局課長、大蔵省国際金融局調査課長、ジェトロ理事、横浜税関長、初代の立命館アジア太平洋大学学部長、初代の浜松学院大学学長を歴任。2006年4月から明星大学経済学部教授(財政学担当)。国際アジア共同体学会理事。笹川汎アジア基金運営委員。著書に『アジア太平洋共通通貨論』2000年(ジェトロ)(国際公共経済学会第1回尾上賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Ryuji