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内容説明
がん末期の患者さん、重い認知症の人、まもなく最期を迎えるお年寄り…医療の力で「もう治らない」人は、はたして「悲しくてかわいそうな存在」なのだろうか?そうではないはずだ。安心できる場所で、自分らしく、笑顔で最期まで過ごせたら、それは紛れもなく大往生。がん治療の最前線から「長寿の島のかかりつけ医」に転身した医師が提唱する、人生の最期を笑って迎える生き方。
目次
第1章 大往生できない時代
第2章 医療の現場に笑顔とユーモアを
第3章 「ハグ」が起こす小さな奇跡
第4章 「仁」の医療が人を癒やす
第5章 どうぞ、「楽しい死」を!
終章 いのちを地域に取り戻す
著者等紹介
岡原仁志[オカハラヒトシ]
おげんきクリニック院長、医療法人おかはら会理事長。昭和35年生まれ。山口県大島郡周防大島町で育つ。61年順天堂大学医学部卒業後、同大学にて消化器外科医。平成7年より在宅医療を開始。15年に生まれ故郷の周防大島に戻り、岡原医院副院長。16年おげんきクリニック開設。24年複合型コミュニティ介護施設おげんきハグニティ開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hirotaka Nishimiya
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久々に借りた本。(特に地域密着型の)医者は専門的医学知識よりも、患者のことを親身に考えた接し方をすることが大事なんだという内容と読んだ。人工知能やロボティクスで医師も含めた職業が代替される可能性がある中、最後まで残る人間の仕事はこういうものなのかも知れない。 もう一つ面白かったのは、これから急速に高齢者はどんどん増えていくが、増えるのはこの2-30年でそこからは人口減少に追随して増加は止まるのだから施設などは新たに建てるよりもあるものを使い回そうという意見。非常に大局的で良い視点と感じた。2017/02/12