感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トマズン
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宣教師ベッテルハイムが来琉してからというもの、8年もの長い間琉球は中々帰ろうとしない宣教師に悩まされていた。 彼は、最後のキリスト教禁止国である日本への進出を目的に、その通路である琉球を足掛かりにと活動を開始。 2年という月日をほどなくした しばしの友好も、少しずつ好戦な性格から高圧な態度を崩さない宣教師に対し退去を望むようになっていく。 こうした中、ベッテルハイムの処遇を巡る問題は次第に国際問題化へと帯び始め 英国は事情調査の為、上海の視察の道中であった著者を琉球へ派遣したのであった。2016/04/08