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内容説明
発達障がいは遺伝性のため発症を止めることはできません。しかし、発達障がいは治療ができない難病ではありません。具体的な向き合い方、どうすれば症状は良くなるのかといった筋道はあります。早期発見・早期改善が求められるのは、早ければ早いほど症状が格段に良くなるからです。「様子を見る」から正しい治療へ。専門の小児科医が記した医療の現場、最新の診断・治療法。
目次
第1章 発達障がいに悩む人たち
第2章 ADHDを治療すると希望が見える
第3章 治療のゴールは家族の幸せ
第4章 早めの気づきと行動が改善をもたらす
第5章 大人の発達障がいを治療するには
第6章 医療・教育・学校に求められる支援
著者等紹介
鈴木直光[スズキナオミツ]
小児科医。小児神経専門医。博士(医学)。1959年、東京都生まれ。小学1年~3年まで米国ハワイ州ホノルルの現地校へ通い、中学・高校は東京の私立暁星学園で学ぶ。85年、秋田大学医学部卒。在学中YMCAキャンプリーダーで初めて自閉症児に出会う。同年東京医科歯科大学小児科入局。87~88年、瀬川小児神経学クリニックで自閉症と神経学を学び、栃木県県南健康福祉センターの発達相談で数々の発達障がい児と出会う。いばらき発達障害研究会世話人。東京都専門機能強化型児童養護施設事業非常勤医師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルカリオン
6
著者は、発達障がいに困っている本人や親を助けるために尽力する小児科医▼核となる主張のうち、「AD/HDは薬で治せる」については自分の考えを整理するきっかけとなった。今まで、AD/HDの投薬治療については否定的な本を多く目にしてきたため、「無気力になってしまう」「製薬会社の思惑が・・・」等のフレーズが瞬間的に浮かんでくるが、本書における投薬治療の成功事例を読み、投薬に否定的なバイアスを持っている自分に気付いた▼「AD/HDも個性」と考える人は薬で思考・行動を変えることには拒否感を持つだろうし、(続)2020/02/27
がりがり君
2
ADHDを治す薬が開発されたらしい。タイトルは、売るためにつけたんでしょうって感じが否めない。他、特に言いたいこともない。2015/02/05
まさ
1
書店で半年前に購入。 発達障害、特にADHDについて、診断基準、治療法、周りの対処、具体的な事例などわかり易く書いてある。少し具体的な話が多過ぎる気もするけど、これ一冊で発達障害への壁は低くなると思う。 発達障害が認知され始めたからこそ、一人ひとりが知識を持つべきだと思う。2015/08/04
newpapa
0
概略として発達障害についてうまくまとめられている。特に最初の所の情報は役に立つ。あと医者の自閉症には納得させられた。2015/03/05