- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 幻冬舎ルネッサンス新書
内容説明
「孤独死」というと、ネガティブなイメージを受けるかもしれない。だが、本書の「孤独」とは決して孤立無援の「孤立」のことではない。個人が自己の責任において自由に生活しながらも、困ったときには支援が受けられる関係のことなのである。これこそが個人主義を成り立たせ、民主主義を真に機能させる大本となる。一人ひとりが真に独立する必要性を説いた、自らを律する覚悟の書。
目次
第1章 なぜ「孤独死」の覚悟が必要なのか
第2章 優等生の言動に左右されない自由な考え方
第3章 「世の中は確率、人生もまた確率」という考え方
第4章 「孤独死」を覚悟することによるこれだけの利点
第5章 どのように「孤独死」の準備をするか
第6章 個人が「孤独死」を覚悟しやすくするための制度設計
終章 「孤独死」の覚悟をしますか、それとも民主主義をやめますか
著者等紹介
新谷忠彦[シンタニタダヒコ]
1946年石川県生まれ。1970年上智大学外国語学部フランス語学科卒業。1974年パリ高等研究院第六部修了。1977年4月から2010年3月まで東京外国語大学に勤務。現在、アジア・オセアニア地域に関する素人旅行コンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
訪問者
0
孤独死の勧めと言っても、独りで死んでいけと言っているのではなく、個人主義を確立しろと言っている。経済的には公的年金を廃止して、全部個人年金にしろと言う話。そうすれば膨大な政府債務もなくなると作者は主張するが、果たして今の日本で可能な話だろうか。最低限の生活保護は必要になるだろうけど、確かに個人の生き方としてはこちらの方向に向かうのが、危機管理的にも正しいだろう。2014/12/19
Cota
0
正しくは「孤独死も厭わず」といった印象。死生観についての本かと思ったのだけれど大外れ。「独立した個人たれ」というテーゼのもと「おねだり」(依存)と「おおせっかい」(過干渉)に満ち溢れた日本社会を批判する内容。主に語っているのは経済とか税制とか。“ゼニオロジー”なるオヤジギャグみたいな造語を振りかざしての放談で、著者のドヤ顔が目に浮かぶよう。ねえこれ突っ込んじゃダメなの?負けなの? この人の専門は何なのだろうか? 知識がないので判断しかねるが、底が浅いようにも感じられる。大筋は真っ当だとおもうのだが。2014/01/02
Koichi Tamura
0
タイトルから想像される内容と違って、Independentに生きよという内容です。2013/12/10