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内容説明
「大人になれ」と大人は若者に強要する。うんざりした若者は、およそ「大人」とは程遠いニートやフリーターになる。しかし、若者はどんな大人よりも日本人らしいのだ。なぜなら、「かわいい」といって、この世界に深くときめいている若者こそが本来の日本人そのものだから。「かわいい」に込められた意味を読み解き、現代の若者の心情を分析したユニークかつ画期的な若者論。
目次
第1章 「かわいい」の歴史
第2章 小さきものの出現
第3章 「ときめき」から「まったり」へ
第4章 なぜ花は「かわいい」のか
第5章 やまんばギャルの登場
第6章 生きてあるかたち
著者等紹介
山本博通[ヤマモトヒロミチ]
1947年、三重県伊勢市生まれ。20歳で上京し、やっと入学した美大を1年経たないうちに退学する。30歳くらいから挿し絵で食べていけるようになった。全国新聞・有名週刊誌の連載小説のカットを描いていたこともある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nadaha
1
正直タイトルで買ったけど、あんま面白くなかった。ギャルの精神性とか、かわいいという発話することでコミュニケーションが円滑に進んだり、自身への栄養剤や動機付けとしての一種、向精神薬的な使い方を読みたかったんだけど、結局大人は汚れてる!今の世の中が悪いのは団塊~バブル世代の大人のせいだ!みたいな私見を書き連ねているだけでちょっと思ってた内容と違った。ちょっとゆとり以降の世代を神格化しすぎだと思う。僕はゆとり筆頭世代だけど、同世代のギャル(だった)人達がそんなメンタリティで生きてたかって言われると疑問だし。2013/10/03
mikuriya
0
抽象的で非論理的だがそれだけに直截に響いてくるものがある。山本さんはブログもおもしろいです。2015/05/09