内容説明
私たちは時代に何を残したのだろうか。廃鉱寸前の街、筑豊で育った少年は俳優を夢見て上京した。文学座での失敗、父の自殺、挫折と再起を繰り返す人生…。一途に生きた父子が残した色濃い昭和の記憶。
目次
第1章 筑豊で過ごした幼少時代
第2章 夢が舞う街 東京
第3章 現実と覚めない夢
第4章 父の死と夢の終わり
第5章 企業戦士
第6章 白血病との闘い
第7章 生かされた命
第8章 新潟での余生
著者等紹介
倉田徹也[クラタテツヤ]
昭和29年(1954年)7月12日福岡県、筑豊(鞍手町)出身。福岡県立鞍手高等学校卒業後、上京し、成城大学在学中に文学座附属演劇研究所第17期生となる。卒業後、高井プロダクションで舞台、映画、テレビで端役として活動する傍ら、シャンソン歌手として銀座のライブハウスで歌う。その後、帰福し、父が経営する土木建築業、筑豊開発の総務課長に赴任。1986年、再び上京し、住友不動販売に勤務し、5年後、無二の親友が経営する自動車整備機器メーカーの株式会社YASUIに転職し、就行役員関東特販支店長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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