内容説明
国内銀行業界は、市場実勢金利より不自然に乖離した「円TIBOR金利」により、マーケットを私物化し、継続的に不正な収益を得てきた可能性がある。この事実が明らかになれば、不正の温床と化した日本の金融システムへの信頼は崩れ落ち、日本株は暴落。それを皮切りに最悪の場合、日本を震源とする世界金融恐慌が訪れる!日本経済が孕む問題の核心を突き、来るべき未来を予見した一冊。
目次
第1章 LIBORとTIBORとエディ(「エディ」というトレーダー;世界で最も分かりづらい円短期金融市場;ジャパン・プレミアム拡大 ほか)
第2章 不正操作と偽りのマーケット(THに対する疑惑;不正操作はマーケットの悪しき慣習!?;エディの突然の引退 ほか)
補章 一般投資家として過去5年間を振り返る(2009年秋以降続いた最悪の組み合わせ;日米欧の株価の位置関係は各中央銀行総裁の実力差;白川日銀総裁は、明らかに人選ミス ほか)
著者等紹介
エディ・タカタ[エディタカタ]
1990年大学卒業後、アメリカ銀行入社。1999年同銀行証券子会社であるバンカメリカ証券へ出向。その後、ドレスナー・クラインオート・ワッサースタイン証券、メリルリンチ日本証券、バークレイズ銀行を経てドイツ証券へ。2008年3月末付で退社後、AJin Investment Japan(エイジン・インベストメント・ジャパン)代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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i-miya
33
エディ・タカタ著(読んだわけではありません、日経新聞2013.08.13国際1、記事より)2013.08.13 (記事=ロンドン、上杉素直さんの記事)(ふりかえり国際ニュース~5) (見出1=LIBOR不正、解明難航) (見出2=あの時=2012.06(もうこんなに時間がたっていたのか=i-miya)、金利操作に巨額の課徴金) (見出3=英シティーの権威に傷) 2012.06.27、バークレイズが2.9億ポンド(430億円)という巨額の課徴金の支払いを命じられた。 2013/08/13
キミ兄
1
TIBORでのメガバンクの不正の存在を匂わせているが、その後なにもなし。何が狙いかわからない。☆2013/02/24