内容説明
古代史に残された多くのミステリー、邪馬台国は結局どこにあるのか?邪馬台国と大和朝廷に繋がりは果たしてあるのか?出雲に「国譲り」ができるほどの大国が本当にあったのか?など、古代東アジア情勢を手がかりにして、市井の研究者が大胆なアプローチを試みる。
目次
第1章 大和朝廷成立に秘められた謎の解明
第2章 魏志倭人伝の記述の秘密
第3章 大和朝廷の誕生とその後
第4章 邪馬台国への道
著者等紹介
渡部雅史[ワタナベマサシ]
昭和36年、鳥取県に生まれる。昭和60年、北里大学医学部卒業。同年、鳥取大学医学部第一内科入局。高血圧研究に従事。平成4年、医学博士授与(鳥取大学)。平成12年、鳥取県にて内科診療所開院(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふたば
10
邪馬台国と出雲王朝に関する一つの考察。歴史を専門にしているわけではない著者の一個人の研究である。著者の中ではそうであろう、という気持ちがあるようだが、自分はもう少し根拠をはっきりして欲しかったと思う。それでも、専門でもない分野で、これだけの結果を出すのだから素晴らしいと思う。非常に興味深く読んだ。日本人の関心をこれでもかと惹く問題に挑んだ力作だと思う。面白かった。自分は邪馬台国九州説が有力だと思っているので、尚更だろう。2024/01/05
Gabachom
0
仮説が何度も繰り返し述べられるので、しつこく感じますが、内容は興味深く腑に落ちます。さらなる研究を続けられることを期待します。呉服はどこからきたか、呉音とは、こういうことだったんですね。和気清麻呂が宇佐に御告げをもらいに行った理由もつながります。2014/03/15