内容説明
戦国時代、陳無宇は死後に精霊として人々を見守る側となっていた。長く繁栄を続けた陳家は、ついに斉国王の座まで上り詰めた。しかし、諸国情勢はこれまで以上に混乱を極める。独立、侵略を繰り返し、復讐や裏切りなどのさまざまな思惑が渦巻く中、人間の欲の果てに陳家の斉は秦により滅ぼされた。秦による全統一で春秋戦国時代は幕を閉じる。
著者等紹介
佐藤勇一[サトウユウイチ]
1930年新潟県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都教員として高等学校校長職、東京都教育庁人事部管理主事などを務める。東大文学界所属。同人雑誌「南風」「芸文」に寄稿し、68年「夏のヴァカンス」を芸文同人会より刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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