内容説明
復興から取り残された国境の小さな村。若者五人の運命は、老女アニタの急死を機に思わぬ方向へ転がりはじめる。彼らが見たものは夢か、それとも―。友情と裏切り、そして事件。男がこぼした涙の意味は。
著者等紹介
中條てい[チュウジョウテイ]
1956年生まれ。南山大学文学部仏語学仏文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ao
3
彼らの努力がいつの日か実を結ぶといいな。そしてその空には祝福の歌が鳴り響いていて欲しい。2012/03/07
もみち
2
【図書館】田舎の村って感じがいい。それ故に裏切ったエゴルとキーラが異色で、悪役が読者と同じ側で語っているのがかなり不快だった。カーシャがキーラに向かって黒い黒いって叫んでくれてちょっと清々した。2015/03/09
Tamy
2
お金が変に転がっているとやっぱり何か狂って来るのかな。どこに祝ぎ歌が響くんだと思ったけど、結果的には響いていたか。エゴルの今後が気になる…。2012/02/20
紀梨香
1
作家名とタイトルから勝手に和ものだと予測してました。素晴らしい音感を持つカーシャと彼の周りの青年たち。ほろ苦くて優しい物語でした。2014/02/11
零緋
1
表紙にも出ているようだけど、ジョジョってどういう人物だったんでしょうか。キーラ曰く危ない奴っていうだけで詳しくはわかりませんでしたし。モニカも書かれていない間に何があったのかと凄く気になりました。続編があったらその後を読んでみたいなと思いました。2012/05/13