内容説明
微分代数方程式は、制約条件下での力学・電気工学の問題に対する有力な解決方法として、近年注目され発展した理論・手法であるが、まとまった解説書としては、本書が初めてである。本書は、はじめに常微分方程式の初期値問題と境界値問題の数値解法の基礎を解説しており、これだけでも近年の常微分方程式の数値解法に対する実践的な知識と方法の集大成としてきわめて有用である。
目次
第１部 序論（常微分方程式）
第２部 初期値問題（問題の安定性；基本解法と基本概念；一段階法；線形多段階法）
第３部 境界値問題（境界値問題の理論と応用の詳細；射撃法；境界値問題に対する有限差分法）
第４部 微分代数方程式（微分代数方程式に関する詳細；微分代数方程式に対する数値解法）
著者等紹介
中森眞理雄［ナカモリマリオ］
１９７１年東京大学工学部計数工学科卒業。１９７７年同大学大学院博士課程修了、工学博士。東京農工大学講師。東京農工大学教授（工学府情報工学専攻）
嘉村友作［カムラユウサク］
１９９３年東京理科大学大学院数学専攻修士課程修了。１９９３年東電ソフトウェア株式会社（１９９８年まで）。２００２年東京農工大学大学院博士課程満期退学。２００５年東京農工大学特任助手。２００６年東京農工大学産学連携研究員、東京学芸大学非常勤講師
三ツ間均［ミツマヒトシ］
１９８０年東京電機大学工学部電気工学科卒業。東京電力株式会社入社。現在、同社システム企画部（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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