内容説明
始まりは旧海軍軍人が記録した謎の兵器文書だった。大学一年生の春、僕たち「歴史の闇研究会」は歴史から消された小笠原諸島「零島」を追い求めているうちにとんでもない歴史の真実を知ってしまう―。過去の遺物と未来の遺産。壮大な歴史を駆けめぐる、傑作の青春ミステリ。
著者等紹介
神村友樹[カミムラトモキ]
1978年福岡県生まれ、東京都育ち。明治大学卒。公認会計士事務所勤務を経て、『歴史の闇研究会』で本格的に小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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春々音(すずね)
3
いろんな意味でとんでもない、というか「え!そこでうなずいちゃうの!」な主人公に始まり、人が死んでるのに意気揚々と推理を語る自称探偵に、ご都合主義の香ばしさ漂う霊感に。どこからつっこめばいいのやら。ダンジョンと化した地下研究所が面白すぎです。戦時中を差し引いても、よくあんな仕掛け作れたなぁ…最期まで読めば!とは思ったけどやっぱり私にはダメでした、サークル内容は面白そうなのにな2012/06/24
むつぞー
2
この装丁で歴史ミステリを期待した私が間違ってました。内容が薄いというか、ここまでベタな展開になった方が驚きだったかも…。 隠された歴史の真実を調べるサークルの設定は面白いと思もうんだけどね。 主人公の能力は都合良すぎ。せっかくのダンジョン、推理で突破して欲しかったな~。 それに白タキシードにシルクハットの素人探偵って…某漫画ですか?ああ、でも漫画だと絵的には面白くなるのかも。2011/06/07
しげパレード
1
タイトル同名の大学サークルが国家機密の島に行く話。突っ込みどころがすごく多い。シナリオの都合に合わせてスルーした感。振り仮名があまりないことはありがたいんだが、「箒」に振り仮名つけるくらいなら江戸時代の書物名に振り仮名いったんじゃないか?あと一応人名。2011/10/17
キスイ
1
うーん、イマイチだったなぁ。孤島で連続殺人が起こりますが、伏線やヒントがあり推理して解決するという感じでもなく中途半端。歴史の闇についても史実の歴史的ミステリを考えるようなものでなく、歴史の中で「あったかもしれない軍事研究施設」みたいな曖昧なものが出てくるだけなのでこちらも中途半端。キャラの思考にもついていけず。一般向けなんでしょうが、なんとなくラノベ…というよりも児童向けみたいな雰囲気がありました。2012/06/10
mimiconmana
0
主人公側に憲法9条改憲して戦力保持を訴えかけさせるて、アカンやろ。びっくりしたわ。2021/11/26