内容説明
64歳。遍路道を走り、人生を極める。29日間で1249キロのスロージョギング。感動の旅の記録。
目次
第1章 発心の道場・阿波―四国八十八箇所の巡拝を決意する(遍路前日―夜行高速バスでよみがえった悪夢;遍路第一日(12月16日)霊山寺から切幡寺まで約四二キロ ほか)
第2章 修行の道場・土佐―美しい自然の中をひたすら走り続ける(遍路第六日(12月21日)遊遊NASAから室戸岬まで約五六キロ
遍路第七日(12月22日)最御崎寺から奈半利まで約四五キロ ほか)
第3章 菩提の道場・伊予―煩悩を断ち悟りを得る無上の境地へ(遍路第十七日(1月1日)宿毛から観自在寺まで約六〇キロ
遍路第十八日(1月2日)龍光寺から明石寺まで約四五キロ ほか)
第4章 涅槃の道場・讃岐―無事に走り通した遍路旅への感謝(遍路第二十六日(3月20日)雲辺寺から出釈迦寺まで約五三キロ
遍路第二十七日(3月21日)甲山寺から国分寺まで約三五キロ ほか)
著者等紹介
佐藤四郎[サトウシロウ]
1945年栃木県生まれ。1969年3月法政大学卒業後、神奈川県藤沢市の小学校教員となる。72年相模原市に転勤。81年より4年間普通学級で難病の児童を受け持つ。これをきっかけに以後の教員生活を支援教育に打ち込む。73年ごろより走り始め、2007年に7年間をかけた「日本一周マラソンの旅」のゴールをきる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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花花
9
四国はとても行ってみたい所でお遍路もちょっと興味がある・・・で気になって借りてみた本。実際に著者が「走りお遍路」をして書かれた一冊。遍路道の厳しさにやっぱ無理ムリ・・・とは思いますが、四国の方の「お接待」「無財の七施」という自然にお遍路さんをいたわり大切にする心があたたかすぎる。素晴らしい文化があるんですね。すっごく四国に行きたくなりました!・・・とりあえず旅行で(^-^;2011/07/23
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★☆☆☆☆ 『走ってお遍路するなんてすごいだろ』という傲慢さが随所に溢れる内容。公式のお遍路地図も持たず、かつ走っているせいで何度も案内を見落とし、道を間違えたことに勝手に腹を立てているのがバカらしい。 歩き遍路経験者でマラソンランナーの自分としては読んでいて非常に不愉快だった。2023/09/03