内容説明
巨大財閥をも揺るがした、その男がかかえた憎悪とは?卑劣きわまりない蛮行を繰り返す財閥会長・福永栄三。福永が何よりも守りたかった「巨大財閥」は、自分の恋を冒涜された探偵の完璧な策略によって終焉をむかえる。人間の欺瞞が渦巻く傑作ミステリー。
著者等紹介
神崎和幸[カンザキカズユキ]
1975年大阪府堺市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takaC
30
が~ん!!やられた…。『デシート』って deceit のことだったのね…。de-sheet?de-seat?フランス語?なんて、そこからミスリード仕掛けてた?しかし、えらく読みにくい小説だったぞ。2011/02/28
アーク
15
なかなかいいですね。主人公やヒロインも魅力的だし、ストーリーも独創的。新人の作家さんにしては 素晴らしい出来だと思います。最後まで楽しめました。2011/03/07
みゆ
14
この独創性とラストの描写、そして事件の真相、それらは誰もが驚くほどのものだと思います。そして幸せな気持ちなれました。犯人は恐ろしい人物だけど、主人公の誠一のキャラがその好対照をなしていて、本当にワクワクしました。スリルと謎解き、そして頭脳戦とも言うべき戦いまで盛り込まれている。しかしこの物語の核となっているのは恋愛です。それがまたいいですね。2011/01/24
あかり
12
視点が唐突にころころ変わるのであまり気持ちが入っていきませんでした。慣用句の間違いとか、会話や思考の流れの不自然さとか、少し残念な感じ。2011/02/03
カン
10
そういうオチが待っているとは。なかなか良かったんじゃないでしょうか。 タイトルの意味にも納得できます。2012/06/15